アリ・ベンジャミンのレビュー一覧

  • ジェリーフィッシュ・ノート

    Posted by ブクログ

    仲違いをした親友が海で亡くなる。スージーはその死の原因はクラゲだと思い調べ始める。
    変わっていく幼馴染、話の通じない級友、取り返しのつかない行動、口をきくのをやめたスージー。
    喪失と向き合う物語。人はみんな悲しみ方が違う。

    0
    2024年09月26日
  • ジェリーフィッシュ・ノート

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    科学が好きな12歳の少女スージーは、幼馴染みで泳ぎの得意なフラニーが海で溺れて亡くなったと知ってから言葉を話すことをやめた。秋の遠足で訪れた水族館で、小さくて透明な猛毒を持つイルカンジクラゲの存在を知った彼女は、クラゲが、フラニーの死因になったかもしれないと考え、調べ始めるとともに、そのことを専門家に聞いてみたいと思うようになる。

    思春期の少女が、自分の心を見つめ、喪失から歩み始める過程を、彼女自身の言葉で綴る。


    話が進むにつれて、彼女と親友だったフラニーとの幸せな関係が壊れていっていた様子が描かれ、なぜ彼女が親友の死因をあんなにも追求したいと思ったかが明らかになってきます。

    アメリカ

    0
    2018年01月16日
  • ジェリーフィッシュ・ノート

    Posted by ブクログ

    くらげの研究と女子のねじれた友情を合わせるという設定は興味深かった。
    一度ねじれた感情が、どんどん増幅して、自己完結していく感じは10代だなあ。
    幼なじみが親友とは限らない。
    二人だけの世界では見えなかった、相手との違いが見えたのだから、さっさと手を離すべきだったのだ。
    自分にジャスティンやサラが現れたように。

    0
    2020年01月28日
  • ジェリーフィッシュ・ノート

    Posted by ブクログ

    親友が死んだのはクラゲのせいかもしれない。主人公は、親友の死因をつきとめるため、クラゲについて調べはじめる。

    0
    2019年06月19日
  • ジェリーフィッシュ・ノート

    Posted by ブクログ

    水泳の得意な親友のフラニーが海でおぼれて亡くなった。あんなに泳ぎの上手なフラニーが溺れるはずがない。スージーは信じることができない。水族館でクラゲを見てから、スージーはフラニーの死の原因はクラゲにあるのではないかと思い始める。
    フラニーの死後、話すことをやめてしまったスージー。理科のレポートでクラゲを調べていくうちに、イルカンジクラゲの毒性の強さを知り、フラニーはクラゲに刺されて死んだのだと思うようになる。オーストラリアに住む生物学者でクラゲに詳しいジェイミー・シーモア博士に会い、それを証明したいと考え、一人でオーストラリアへ行こうと計画する。

    主人公は日本でいえば中学1年生。思春期の気持ち

    0
    2018年01月02日
  • ジェリーフィッシュ・ノート

    Posted by ブクログ

    むー。原書を読みはじめたときにも感じたんだけど、この主人公、思い込みが強すぎやしないか。
    親友とだんだんそりが合わなくなる話はよくあるけど、彼女の行動はちょっと受け入れられないよ……。あと友人の溺死の原因がクラゲじゃないかというのも、なんかほかの理由は一切考えられない感じで、オブセッションと言っていいレベルなのだ。
    そういう意味で、カウンセラーにかかっているのは納得なんだけど、緘黙症の描写が、まるで本人の意思で話さないみたいになってるのもイマイチ納得行かない。本国の評判はいいみたいだけどもうひとつ響かなかった。

    0
    2017年10月11日