小栗清吾のレビュー一覧

  • 吉原の江戸川柳はおもしろい

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    この本を読んでも仕事や学業に役に立つことは無いでしょう笑
    でも、吉原でかつて繰り広げられていた、ドラ息子やモテたい旦那や野暮な武士の可笑しさ哀しさ、そして男女の騙しあいを、ユーモラスに詠んだ川柳をめくっていると、人間て同じことをずっと繰り返してるんだなあと微笑ましくなる一冊です

    "まあ上んなんしと格子曰わく"
    格子の中からも、遊女が「見てばかりいないで、まあ上んなんし」と誘ってきます。「孔子曰わく」のシャレです。

    "鐘は上野か浅草かけちな晩"
    蛙の声の外には、時の鐘が聞こえます。上野・寛永寺と浅草・浅草寺の鐘はどちらも聞こえたでしょうが、芭蕉の「花の

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    2025年06月23日
  • 江戸川柳 おもしろ偉人伝一〇〇

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    作者の平凡社新書、これで三冊目。
    著名人のエピソードごとの句なので、他の有名人、他のエピソードでの続編を期待しつつ、最後の一冊に向かう。

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    2019年07月10日
  • 吉原の江戸川柳はおもしろい

    Posted by ブクログ

    江戸っ子は粋だねぇ。
    嘘だと分かっていながらお約束に則って騙されることを楽しむ。それも身銭を切って。金を払って振られる、もてればせびられる。これを楽しめなきゃ吉原に通う資格無しっていうのだから、やっぱり男は馬鹿な生き物ってこと。
    関係ないけど、志ん朝師匠は江戸川柳にも通じていた事がよく分かる。当然なんだろうけど。流石だ。

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    2018年07月28日