ニコラス・L・ジョンソンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『プラットフォーム革命』読んだ。北米・中国の巨大プラットフォーム群を、各ビジネスモデルに沿って丁寧に解説。マクロミクロの両面からプラットフォームビジネスの原理・法則に迫る一冊で、限界費用ゼロゲームの盛者必衰性のエゲツなさも手の取るように伝わる。
プラットフォームは、ユーザーとリソースからなり、好きなときにアクセスできるスケール化可能な大型ネットワークを作る。また、プラットフォームは、ユーザーが交流し、取引ができるコミュニティーと市場を作る。p49
直線的なビジネスが、商品やサービスを作ることで価値を生み出すのに対して、プラットフォームはつながりを作り、取引を「製造する」ことで価値を生み出す -
Posted by ブクログ
プラットフォームビジネスの教科書的な本でわかりやすい。
従来の直線的なビジネスモデルとプラットフォームビジネスの違いについて、それがテクノロジー、インターネット世界の進展とともに変化していく中で、具体的な企業の事例から論じられている。
また、プラットフォームビジネスはどのように構築すればよいか、成功事例をもとにそのヒントについて学ぶことができる。多くの企業、誰もが構築すること自体はできるがネットワーク外部性を働かせていかにスケールさせるか、ユーザーの心理をついた仕掛け、進め方、法規制との向き合い方など、さまざまなことを考慮して進める必要があり、考えるためのヒントについて得られる本。 -
Posted by ブクログ
本書はアプリ開発だけでなくプラットフォーム事業者へのコンサルなどを行っている企業(アプリコ)の創業者のモザド氏などによるプラットフォームビジネスの解説書です。原題は”Modern Monopolies”ということで近代の独占、つまりプラットフォームはこれまでとは違う独占形態を生み出しているということなのですが、中身の主張を読むと必ずしもそうとは言えません。むしろ独占できたとしてもその期間は非常に短いだろうということや、これまでネットワークを席巻したプラットフォームが一転してあっという間に凋落する事例をたくさん紹介しています。
まず感銘を受けた点について。さすがにプラットフォーム事業を数多く間 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ生産者と消費者をつなぐことが、プラットフォームのメリット。プラットフォームは在庫を持たず、多くの生産者と消費者をつなぐことで、手数料をもらうビジネス。
プラットフォームそれ自体は参入障壁は低いため、如何にして巨大なネットワークを作れるかがトップに立てるかを決める。だから、最初は登録料無料などで、多くのユーザを集めることから始まる。無料にするメリットとして、ユーザが集まらないと効果が出ない仕組みの場合、初期フェーズにおいてユーザ離れを防ぐためにもなる。例えば、ウーバーは、ドライバーが多くなればなるほど、待ち時間も減るし、運賃も減る。でも初期フェーズはドライバーが少ないので、待っても来ない、なんて -
Posted by ブクログ
最近プラットフォームと言うことばを
よく聞きます。
でも
”プラットフォームって何?”
って聞かれると、明確に言葉にするのは難しいものです。
本日ご紹介する本は、
プラットフォームビジネスについて
紹介した1冊。
ポイントは
「価値」
何かの価値を消費者に提供できるのは
コンテンツホルダー
プラットフォーマー
のどちらかです。
コンテンツは価値の内容。
価値あるものを生み出したり、見出したりすることで、
その価値を消費者に提供できます。
プラットフォームは
消費者とコンテンツホルダーを円滑に結びつけるもの。
そこに、消費者とコンテンツホルダーの両方に価値が発生します。
「ス -