長谷川貴弘のレビュー一覧

  • 中国共産党の経済政策
    リーマン・ショック以後習近平成立時までの経済政策をまとめた本。政治体制や政府内経済主管庁などを丁寧に紹介してくれており、中国経済の置かれた状況だけでなく、中央地方関係など政治体制の面での経済政策などもカバーされており読むに値する。本書後半で、著者の10年先の簡単な予測も試みており、巷で言われるような...続きを読む
  • 中国共産党の経済政策
     本書を読んで、「中国」はもはや内部が見えない謎の国ではなくなったと思えた。
     中国は「社会主義市場経済」という「特色ある社会主義」をかかげ、「共産党一頭支配」という日本から見ても異質な政治体制をとっているが、かつては見えなかったその内容がすでに既知のものとなり、研究されつつあることが本書でよくわか...続きを読む
  • 中国共産党の経済政策
    中国経済は根拠のない脅威論あるいは悲観論が跋扈しやすいですが、この本に関しては、ひたすら定点的に公平に中国経済を紹介している好著です
    新書というのは、えてして一般向けの適当な内容が多いですが、この本に関しては全然そういう事はなく、実績と経験、データの読み込みに担保されています
  • 中国共産党の経済政策
    さすが4年間中国の日本大使館で経済レポートを書いていただけあり。冷静な目での分析がされています。前半のこの3月の全人代の人事にいたってはほぼ的中!恐れ入ります。著書でも書かれてますが、とかく中国バッシングや中国崩壊の内容だと本が売れるのでそういった傾向の本が多い中、冷静な目で分析と判断が必要なのでは...続きを読む
  • 中国共産党の経済政策
    2012年出版。中国共産党の経済政策に関する構造的な話を期待したが、思ったよりも時事的な話が多く話題が古い印象。
  • 中国共産党の経済政策
    2013年から始まった中国の習近平・李克強指導において中国経済がどのようになっていくか、あるいは日本(企業)がそのマーケットにおいてどのように戦っていくか、を論じた本。

    上記のような問題意識のもとに書かれたのであろうことは容易に想像できるのだが、内容は表題からうける印象とは異なり、特に前半は中国に...続きを読む
  • 中国共産党の経済政策
    GDP2位になった中国の経済発展はいつまで続くのか?習近平政権が2022年まで続く中で、米国を抜いて1位になる可能性も指摘する。なぜなら中国は全体では2位であっても、一人当たりGDPではまだ世界でも89位(2010年)と下位に過ぎなく、発展途上国の顔も持っている国であるとのこと。アンバランスさは、ま...続きを読む