松井剛のレビュー一覧

  • いまさら聞けないマーケティングの基本のはなし

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    マーケティングを学んだことない人に特にお勧め。

    1つのチャプターにつき、1単語の専門用語の解説の形になっており、専門用語の解説が多くて、とてもためになる本でした。

    一橋大学の教授の方が著者ということもあり、本を手に取った時は堅苦しいイメージがありましたが、本を読んでみるとラフでフレンドリーな解説だったので、とっつきやすく、学生にも読んでほしいなと感じました。

    学生以外でもウェブマーケを仕事としてされてる方にも学べる本です。

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    2024年02月05日
  • 欲望する「ことば」 「社会記号」とマーケティング

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    女子力,美魔女,おひとりさま,加齢臭のような「社会記号」を研究者の視点,博報堂出身のマーケターの再戦前から見た視点の両方から説く.

    ・社会記号はサラリーマンが作っている。
    ・社会記号は欲望の権化である

    ・兆候,言語化,発進,共感・拡散,市場形成,応用

    ・ネット書店とリアル書店の違い
     統計学者 vs 哲学者,夢想家

    ・定量は過去、定性は現在、予兆は未来
    「マーケティングの神話」
    「脱常識の社会学」

    情報爆発→物事を二分する社会記号が誕生。→リア充と非リア→思考の節約

    AIは夏にコンビニでおでんを売ろうというインサイトは持てない

    社会記号はコピライターや広告代理店が生み出せるモノで

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    2022年11月19日
  • 欲望する「ことば」 「社会記号」とマーケティング

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    ネタバレ

    なるほどいつの間にか「社会記号」となっている「ことば」は確かにたくさんある。それを創り出すメディアの特性も語られており、結果としてそのことばと結びつくカテゴリーNO.1ブランドが出来ていくその理由も納得いくものだった。「社会記号」を企業単独の力で創り出すことは難しいが、しかし消費者の顕在化していない不満や違和感をシンプルに言語化する能力(センス?)は企業のマーケティングにおいて重要であることは再認識した。顕在化とは言っても、世の中には少しずつ生まれてきているものに気が付けるかどうか?が大事である。それが一時的なものか、定着する本質的なものかを嗅ぎ分けるセンスをもつことが重要。それはネットや本な

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    2021年02月14日
  • 欲望する「ことば」 「社会記号」とマーケティング

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    社会記号とつく本の中で、初めて理解できた。言葉の効果を掘り下げているので、言葉に関わる人は読んでおくべきと感じる。

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    2019年05月03日
  • 欲望する「ことば」 「社会記号」とマーケティング

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    とりあえず一周読んだった〜!
    社会記号となった言葉たちがどのように生まれてきたか、具体例も交えて丁寧に書いてあって読みやすかった。
    社会記号を作りたいとしたら、人を観察するしかない。欲望のありかを探し続けるしかない。と考えた。「欲望を持つ人」に憑依するために自分が何かの欲望を持ってるのが大事だろうなと思った。

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    2019年02月12日
  • 欲望する「ことば」 「社会記号」とマーケティング

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    ・メディアは企業の宣伝ではなくあくまでと世の中の変化を伝えるニュースを報じたい
    ・モノを売るには言葉もまた売らなければならない
    ・社会記号の裏には「人々の欲望の暗黙知」が反映されている→インサイトの発見と同義
    ・欲望というものは自存するのではなく「それを満たすものが目の前に出現した時」発動する。さらに人間は自らの欲望をそう簡単に言語化できない→そして人間の欲望は都合がいい。さも前から欲しかったかのように振る舞い出す
    ・大衆から分衆の時代へ
    ・「黄金のひとこと」ふとした時に漏れる本音のことば
    ・「文句」は欲望の裏返し
    ・広報やマーケティング担当者は自社商品を語るのではなく現象を語ることのできる広

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    2018年12月09日
  • 欲望する「ことば」 「社会記号」とマーケティング

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    「社会記号」に着目したマーケティングと消費者行動論に関する本。

    本書を読むと、世の中にいかに社会記号が多いか、またこれら社会記号がマーケティングに活用されてきたかがよく分かる。

    極端な話、いかに良い製品を作っても、それが社会記号として成り立たなければ、消費者が受け入れず売れないのではないかとさえ思ってしまう。

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    2023年04月28日
  • 欲望する「ことば」 「社会記号」とマーケティング

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    流行は人為的には作れないけれど、流行る確率を高めるコツはあるらしい。
    日頃、「差別化」を意識しすぎている自分に気づいてしまった。
    そうではなく、もっとど真ん中を狙った方が良いのかも。
    前例のない言葉は広まりにくく、概念を上書きするような言葉は広まる。至言。

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    2021年10月21日
  • 欲望する「ことば」 「社会記号」とマーケティング

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    日々を楽しむための実用書に思う。
    もちろんマーケティングに携わる人間にとって、分かりやすくすぐに仕事に活用できる参考書になるが、
    ニュースやSNS、書籍や雑誌から得られる1つの言葉に当てはめることで、毎日が少し楽しく興味深くなる一冊。

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    2021年05月05日
  • 欲望する「ことば」 「社会記号」とマーケティング

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    この本が出てからもう3年以上経って、状況は変わってるし、本書に出てくるいくつかの流行言葉には嫌いなものもあったけど、社会記号の発生の仕方は純粋におもしろいし、ためにもなった。

    わたしも最もクールな職業は「データサイエンティスト」ではないと思う。

    データに基づいて作る記事って何にも面白くないんだよなあ。だってそんな予想ができる記事、誰が読みたいんですか?そうじゃなくて、「こういうテーマならきっとウケる!」ってパッとひらめいた記事を作るほうが比べものにならないくらい楽しいし、やりがいもある。
    もちろんそれでウケない記事だってあるけど、でも全部がウケるだなんて思ってないし、けどたくさん数を打って

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    2021年03月29日
  • 欲望する「ことば」 「社会記号」とマーケティング

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    社会記号、面白い。
    世の中に広がっていく言葉は、社会的に需要がある言葉。言葉を通じて、理解されるようになる事象。
    世の中の違和感に気づき、言葉にできるようになりたい。

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    2020年04月14日
  • いまさら聞けないマーケティングの基本のはなし

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    マーケティングに関する様々な用語を、たくさんの小話でわかりやすくまとめた好著。
    マーケティングはモーケティングという言葉から始め、とても低い期待度に読者を置いたうえで、話の終わりにはきちんと読者に新しい単語を理解させる。そうした形で53の小話があっという間に読める。
    また読み返したいと思える本でした。

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    2019年11月17日
  • 欲望する「ことば」 「社会記号」とマーケティング

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    ビッグデータでインサイトはつかめない
    雑誌は読者のインサイトを発見して言語化し、社会記号として提案する。美STは「美魔女」という言葉で、読者が心の奥底では望みながらもうまく言語化できなかった欲望を新しい価値観として提案した。ビッグデータは顕在化している欲望(夏になるとダイエットで検索する人が増える、等)を答えることができても、言語化、社会記号化はいまのところできない。
    グーグルのチーフエコノミストは「21世紀の最もセクシーな職業は欲望と欲望を結び付ける統計学者だ」と言ったが、統計データから社会記号を見つけることができる人こそセクシー。
    社会記号は誰かが仕掛けてコントロールできるものではない。北

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    2019年09月21日
  • 欲望する「ことば」 「社会記号」とマーケティング

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    「加齢臭」「女子力」「イクメン」「草食男子」「ロハス」「おひとりさま」「コギャル」「エビちゃんOL」「シロガネーゼ」「美魔女」「できちゃった婚」「朝活」「リア充」「ハリトシス」「ブロモドシス」「アシドシス」「ホモトシス」「臭活」「スメハラ」「癒し」「イケダン」「ちょいワルおやじ」「カエルコール」「朝シャン」「マスオさん」「オタク」「既読スルー」「インスタ映え」「マイルドヤンキー」「モボ・モガ」「セクハラ」「森ガール」「スキゾ・パラノ」「しょうゆ顔・ソース顔」「草食男子・肉食女子」「カメラ女子」「ラーメン女子」「カープ女子」「山ガール」「歴女」「干物女」「断捨離」「ダブルハッピー婚」「おめでた婚

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    2018年12月30日
  • 欲望する「ことば」 「社会記号」とマーケティング

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    ネタバレ

    社会記号とは、世の中に新しく生まれたニーズや欲望を捉えて言語化したもので、それが定着することで一般名称となり、新たな文化や大きな市場を創造することがある。そのため「社会記号についての知識や理解は、マーケターや広報担当者、それに商品開発者には欠かせない」と著者の嶋浩一郎氏は述べる。

    共著者でマーケティング研究者の松井剛氏は、聞き慣れた「加齢臭」「女子力」「癒し」などを例に、これらの社会記号の成立・変遷・市場形成(いつどこで生まれたか・どのように意味や使われ方が変化したか・どのような関連商品が生まれたか)などを説く。これらはマーケティング従事者でなくても気軽に、かつ興味深く読める。しかし第三章以

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    2017年12月25日
  • いまさら聞けないマーケティングの基本のはなし

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    参考になった箇所
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    新しいものが普及するかどうかのポイント
    1 適合性
    価値観にフィットするか 食洗機
    2 施行可能性
    実際に試すことができるか エナジードリンク
    3 複雑性
    機能を理解できるか
    4 観察可能性
    新しいものを使っている人がメリットを得ているか
    その姿を観察できるか
    5 相対優位性
    新しいものを取り入れることで、どれだけメリットがあるか

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    2022年04月29日
  • いまさら聞けないマーケティングの基本のはなし

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    普段気にしないことが、消費のための一助となってることを知れた。
    小話的で面白い。
    マズローの欲求改装理論は思うところがあった

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    2021年10月07日
  • いまさら聞けないマーケティングの基本のはなし

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    小噺としては面白い。授業で話を聞くともっと面白でしょう。
    世の中をマーケティングの目で見ると新しいことに気づくかもと思わせる内容ですが、あまり残っていない。。。

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    2021年09月14日
  • いまさら聞けないマーケティングの基本のはなし

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    小咄的に世のなかのいろんなことをマーケティング視点で解説している。とっつきやすくてマーケティングの敷居を低くするのにいいかも。
    マーケティングってどうもよくわからない世界な感じで、どこから手をつけていいのか、どう身に着けていいのかわからなかったこともあって、超初歩的な感じのするこの本を読んだんだけど、まあ、世のなかのあらゆるものについてマーケティングという視点で見ることができる、その見方・手法のようなものがマーケティングってことかな。

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    2021年06月26日
  • いまさら聞けないマーケティングの基本のはなし

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    ⚫マーケティングとは、ありがとうとお金の両方をもらうこと
    ⚫商品の本当のターゲットを見抜く。テキ屋のラブリーヨーヨーのターゲットは子供ではなく、無条件に孫を満足させる時間を欲するおじいちゃんだった。
    ⚫ドリルを売りたいなら、穴を開ける用事を作れ
    ⚫商品のターゲットを定めるということは、同時にそれ以外の顧客を捨てる選択をしたということ
    ⚫STP(セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング)と4P(product、price、place、promotion)は全て連動していなければならない
    ⚫ゲシュタルトとは、全体が部分の総和を超える意味を持つこと
    ⚫それまで誰も気にしていなかった口臭を留

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    2020年02月17日