吉見・ホフストラ・真紀子のレビュー一覧
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私がこの本で特に印象残ったことは、
子育ては完璧にならなくていいことが証明されていることに気づかされた、
オランダでは、こどもの幸福度が1位である。
かといって、オランダ人の子育てで
親が肩肘を張っていない。
これはオランダでは
親は子供を対等な一人の人として、
成長を見守る存在であると認識している。
そのため、アメリカ・イギリスのように
親の操り人形ではなく、オランダ人は
サポート・見守っているため
それほど肩肘を張らなくていいと考えた。
私も将来子供を育てる機会があるかも知れない、
その時に自分の分身という認識ではなく、
一人の人として接していければいいと考えるきっかけになりました。
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Posted by ブクログ
ネタバレオランダ子育ての参考にすべき点を、家庭のスタンスと制度の両側から見ることができた。エピソードも交えられ興味深く読んだ。(著者が英米人なので、比較もおもしろかった。)
先日読んだ「伸びる子どもは〇〇がすごい」にも書かれていたことが別角度から再度語られていた。
極端な早期教育は必要なく、自発的な遊び・集中力や忍耐力を養う活動の大切さや、親の見守るスタンスなどの重要性を改めて感じた。
中でも、以下の2点は実践したい。
・家族で食卓を囲むことがドラッグ喫煙暴力などのティーンの問題行動の抑制になる。(小さい頃からの食事の仕方で子どもの育ちが予測されるなんて…!)
・どんな天気でも自転車で通園すること -
Posted by ブクログ
ネタバレキーフレーズ
・自分らしいワークライフバランスを見つける。
イギリス人とアメリカ人、ふたりのライターの、オランダでの出産からこどもが成長していく様子を描いたエッセイのような本。実際にオランダで暮らすとはどのようなものか。子供はどう影響を受け、そしてライター自身もどう考え方が変わっていくのか、非常に細かく丁寧に説明している本。オランダでの具体的な生活がわかるのは非常によかった。子育てについても経験だけではなく、いろんなデータも参照しつつ主観的客観的に書かれていた。
しかし、以下の2点が少し気になった。
・アメリカ人やイギリス人はこう(たいていネガティブな説明)、それに比べてオランダ人はこう( -
Posted by ブクログ
英題は『The Happiest Kids in the Workd: How Dutch Parents Help Their Kids (and Themselves) by Doing Less』です。アメリカとイギリスからそれぞれオランダに移住したとある女性が、オランダの子育てについて語ったものです。科学的というよりは体験談のようなもので、「競争しない」「シンプルで自然体」な子育てについて紹介されています。
自分自身はアメリカやイギリス、オランダには行ったことがないので、あまりピンとこないところもありましたが、こんな子育て、そのための働き方ができればいいなと感じました。
以下は、 -
Posted by ブクログ
ネタバレオランダの子どもは世界でも幸福度が高い国。
逆に米国、英国(著者の出身国)はそうでもない。
塾なし、宿題なし、でも学力はトップクラス、そんな国オランダの子育て環境を、著者らの出身国と比較して紐解き、子どもも大人(親)も幸せになる子育てのポイントを考察した本。
統計的に処理したものではなく、著者らの肌感覚で述べられている。
自宅出産が当たり前と書きつつ、2割ほどしかそうしないと後述するあたり、多くは、という表現はあてにならない印象。
とはいえ、
チョコレートソーをつけたパンが朝食→子どもに選ばせることが目的 (納得感)
塾なし、宿題なし→親がどのようにコーチングするか、学校で教えてくれるので -
Posted by ブクログ
妹が貸してくれたので読んでみた。オランダの子どもは幸福度調査で世界一位だそうだ。オランダではどんな子育てをしているの?それをオランダ人と結婚して子育てするアメリカ人・イギリス人の女性の目線で書いた本。
オランダの教育以前に私が驚いたのは、アメリカやイギリスの育児も別にのびのびしていないんだってこと。なんとなくアメリカとか自由で日本よりずっといい教育環境なんだろうなぁと漠然と思っていたけど、読んでるとそうでもない。子どもが優秀に育つよう幼いころから手をかけ競争社会の厳しさにさらされ、完璧な母であることのプレッシャーとか見栄とか色々大変なんだと知ってびっくり。そうだったんだ。
かたや、オランダ人の