松尾真一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレブロックチェーン技術の未解決問題
インターネットの黎明期、大学間で主に使われていたARPA-NETが商用インターネットに成長するまでには多くの技術的問題点へのブレークスルーが必要だったのに加え、半導体のムーアの法則がその後押しをしつつも数十年の期間がかかった。
ブロックチェーンはサトシナカモトの論文が公開されてからまだ数年しか経っておらず、マイナーや開発グループ、投資者などの利害がからまりつつ急激に成長してしまっていて、アカデミックな検証を経ていないため、多くの未解決な問題が残っている。
その問題点に関して、まとめたタイムリーな良書だと思います。
・言葉の定義が曖昧(例えば合意)
・暗号プロトコルとして未熟で将来変更しようとするとフォークが生じてしまう
・中央不在の分散システムなため、コミュニティ間の合意を取ることが難しい
・スケーラビリティを実現しようとするとシステムの分散の度合いが制限される
などの問題点が提議されています。
特に、スケーラビリティの問題や中央不在なため合意できづらいということは結構致命的な問題かと思います。
プライベートブロックチェーンとすると、タイムスタンプ付きの分散データベースとあまり変わらなくなってしまうという指摘もあります。
将来、社会基盤を支える技術になるのか、一時の熱狂として忘れ去られてしまうのか・・・
興味がつきないところです。
竹蔵 -
ブロックチェーン技術の教科書
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