デビー・マッコーマーのレビュー一覧
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『指輪はイブの日に』
トニー・ダンゼッタは高校時代の友人の訃報を知り、急遽故郷に戻った。友人はミリセント・エバンズという悪女のせいで、自殺に追い込まれたという。猛烈な怒りに駆られたトニーは、弔問に現れたミリセントを罵倒し、憤怒の形相で詰め寄った。とたんに彼女の顔は青ざめ…。
『王子様と聖夜を』
クリスマスイブの前夜、フェリシアは十年前に別れたきりだったギデオンと思いがけない再会を果たした。二人は高校時代、学校の演劇公演でロミオとジュリエットを演じ、実生活でも恋人同士だったのだ。クリスマスの休暇を一緒に過ごすうち、二人の胸に昔の恋がよみがえる。
『魅惑の舞踏会』
貴族の令嬢ローワンは、友人ペネラピが気の進まぬ結婚を強制されて悩んでいることを知った。その縁談は、相手の伯爵と共に招待された大邸宅でクリスマス休暇を過ごしている間にまとまることになっている。ローワンは友人の衣装係になりすまし、縁談をこわそうとするが…。
『忘れえぬクリスマス』
今日はクリスマスイブ。海軍に勤務するレン・ドーバーはボストンへ向かう列車を待っていた。彼は固い決意を胸に、家族が、そして恋人エイミーが待つ故郷へ帰る途中だ。雪のせいで遅れていた列車がようやく到着し、彼は安堵したものの、今度は脱線事故に巻きこまれてしまう。
全体にかわいいはなし。「指輪はイブの日に」はヒーローの心変わり具合が唐突。そこがもっと丁寧に書かれていれば良かったのに。でもダイアナヒーローだから無理は言えない。「王子様と聖夜を」はこの再会がなかったら、とご都合主義な気も。それでもヒーローの行動が微笑ましい。「魅惑の舞踏会」は物語としては一番おもしろかった。ヒーロー、ヒロインの心情もよく伝わる。「忘れえぬクリスマス」は」どうでもいい。 -
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元秘書のコレットは数カ月前、長年片思いをしてきたボスと一夜を過ごした。だが直後に彼の後ろ暗い秘密を知ってしまい、会社も辞めて逃げるように彼の前から姿を消した。生花店で働きながら新生活を始めた矢先、その彼が現れ…。(コレットの章)結婚間近のアリックスは手作りの小さな式を夢見ていたが、本人の希望をよそに周囲が盛大な式の計画を押し進める。さらに自分に対する花婿の母親の不満を漏れ聞き、彼女はマリッジブルーの頂点に…。(アリックスの章)毛糸店の編み物教室に集まった女性たちが紡ぐ、愛と涙の物語。
一作目が一番良かったかも。ヒロインが入れ替わるので、本当の意味でのヒロインの影が薄くて。ただ元秘書の話はなかなか良かった。最後になにか大団円的なものがあれば、もっと良かったかも。 -
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モンタナの青い空の下、いま愛と感動のドラマが幕を開ける。祖父の余命が短いという知らせに、モリーは最後の日々をともに過ごすため、モンタナ州の牧場へ移り住んだ。そこで暮らすのは祖父ウォルトと、サム・ダコタという一人の流れ者―けっして過去を語ろうとしない、謎の男だった。衰弱していく自分に代わって牧場を切り盛りするサムに、祖父は全幅の信頼を置いているらしい。結婚に破れ、都会での暮らしに疲れ果てていたモリーは、美しい自然と家族の愛に癒されて生気を取り戻し、いつしかサムに心惹かれはじめる。だが折しもある勢力が、彼らの牧場を奪おうと動きだしていた…。
惹かれあっていたとしても、そうそう簡単に結婚はしないだろうと思うが。それでも大人として一生懸命なふたり。ただヒーローの隠し事は、やはり言っておくべき。サイドストーリーの恋は切なくてそして良かった。 -
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数々の賞に輝く大ベストセラー作家が描く、温かな心の絆。あなたがくれたぬくもりを、いつまでも感じていたい…。友人の結婚式のためバッファロー・バレーを訪れたマディは、傾きかけた食品雑貨店を衝動的に買い取った。ソーシャルワーカーの仕事で悲しい出来事に遭い、辞めようと思っていたところだったのだ。住民がこぞって新しい仲間を歓迎するなか、ジェブという牧場主だけは彼女と距離を置こうとした。彼は数年前に事故で片脚を失って以来、人を寄せつけないようにしているらしい。マディが宅配サービスを始め、彼の牧場を訪問するようになってからもその態度は変わらなかった―ある日猛吹雪に襲われ、二人きりで閉じこめられるまでは。
ヒロインがいい人で鼻につく。そんな出来た人はそうそうお目にかかれないだろう。いきなり片足を失ったヒーローの苦悩ややりきれなさのほうが真実っぽくて、読ませる。 -
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リディアはこれまでに2度癌を患い、そのたびに恋人を失った。苦しみと悲しみを乗り越えた今、念願の毛糸店を開き、そこで編み物を教えることにした。集まったのは3人の女性。みな、冷めた夫婦愛、不妊、初恋の再燃など、さまざまな悩みを抱えている。そんな彼女たちにとって編むことがしだいに癒しになっていくのを見ながら、リディアは隠やかな日々を送っていた。ところがある日、店に突然現れたハンサムな男性ブラッドを目にし、彼女の心は大きく揺さぶられた。その瞬間、恋に臆病なリディアの、世にも切ない物語が始まった…。
デビマらしい女性たちの群像。主人公をはじめその他三人の女性たちのさまざまな悩みや不安、喜びや愛が読ませる。ただ複数人を扱っているため印象は散漫。