北村みなみのレビュー一覧
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ゆずきちゃんは思いました。
「わたしは パスタがすき。
いちばんの おきにいりは
トマトの ソースの
パスタ!
だから
思いっきり 食べたい。」
「でも、でも・・・
ギャ~
思いっきり 食べると、服に ついちゃう!!」
そこから、ゆずきちゃんの挑戦が始まりました。
「ソースが はねる なぞを とけば いい!」
まず、実験どうぐの開発です。
① ねばりけゲージ
② 落下ゲージ
③ しなりゲージ
④ ゆれはばゲージ
⑤ 角度ゲージ
なぞをとくための5つの実験どうぐがそろいました。
あとは実験あるのみです!
・ソースの濃さを変える
・パスタの太さを変える
・ゆでる時間を変える
・食べ方を変える
・食べる姿勢を変える
食べたパスタは
10皿以上!!
そして、
実験結果を信じて、
お気に入りの服に着替えて、
いざ、実証発表です!
ゆずきちゃんは、研究の成果を示せるでしょうか?
「科学の芽」賞受賞作を絵本にした作品です。
受賞作の原題は「パスタソースの旅路」
なぜかナポリタンを注文したあとに白いシャツを着ていることを思い出すあなたにオススメします♡
〔作品紹介・あらすじ〕
筑波大学 朝永振一郎記念 「科学の芽」賞受賞作を絵本化!「科学の芽えほん」シリーズ
ふしぎだと思うこと これが科学の芽です
よく観察してたしかめ
そして考えること これが科学の茎です
そうして最後になぞがとける これが科学の花です
朝永振一郎
学生が自然現象のなかで不思議を発見し、観察・実験して考えたことを募集する「科学の芽」賞。それを受賞した小学生の作品を絵本化しました。
シリーズ5作目の本作は身近な「食べもの」が題材に。トマトパスタソースが大好きなのにいつも服にはねてしまう、どうすれば大好きなパスタを思いっきり食べられるのか?というとても身近な悩みを、独自の発想で作った実験器具を駆使して研究した小学5年生の受賞作を絵本化。
実験を通じて仮定→検証を繰り返しながら自身の疑問に迫っていくワクワク感を余すところなく絵本におさめました。
自分の疑問を自分なりに工夫して調べるのってこんなに楽しいのか!
自由研究や理科の課題にもぴったり! 巻末には自由研究のヒントもついています。 -
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ネタバレ「大事な人に一日でも長く生きてほしい。それは誰もが持つあたりまえの願いだ」
当たり前のことではあるが、良い言葉だな。
「末期患者の医療圧迫」というのは考えたことがなかったけど、いざ考えると、なかなか深刻な問題だと感じた。
姥捨山やいわゆる間引きの思想にはなるけど、救われる命や改善される症状があるのも事実だろうから、答えのない問いな気がする。
「安楽死」という選択が生む「生への諦め」
これも胸が締め付けられるような感覚を覚えた。
日本人という国民性もある気がするが、選択肢を提示されると、そちらに靡いてしまうため、本来考えもしなかった「安楽死」という選択肢を与えられた段階で、無かった世界の選択の自由とは訳が違うんだな。
巻末にある参考文献の量が凄まじくて、作者の本気度が垣間見えて良かった。 -
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ネタバレ思春期って、こんなに繊細で全能感があってもろくて強いのか。すごい。
クラスの人気者が、冴えない生徒を人気者にプロデュースするという話は、よく見るような気がする。そして、そうこうするうちに、人気者の方がクラスで孤立する立場に逆転するという展開もありがちではある。実際の学校でも、いじめられっ子をかばった人間が次のターゲットにされることなんて履いて捨てるほどあるのだ。
本当に、今の子供たちはなんて過酷な学校生活を送っているのか。読みながら唸ってしまう。
この窮地からどうやって脱出すればいいのか。もしもこの先に書かれているのなら、すべての子供たちが知りたいにちがいない。けれど、当たり前なんだけれども、そんな必殺技は人生にはないのである。
主人公のレオは、いまだかつてないほどの危機に直面して、その荒波をまともに被った。避けることなく、頭からずぶぬれになった。その様子をつぶさに見せてくれた。
たったひとりで文化祭のステージに上がるレオは、そこで淡々と自分がおごっていたこと、周りの人間の気持ちを見ていなかったことを話す。それは高らかな演説ではなく、胸を打つスピーチなのだ。
なぜなら、そこには覚悟があるから。
必殺技ではないけれど、人間にとってやっぱり言葉は最後の切り札なんだな。読みながらそう思った。
おそらく、誰かが自分の胸の中の本当に大事な柔らかい部分を言葉にして伝えようとする時、人は耳を傾けずにはいられないのではないのだろうか。
大人になると、だいたいいつもそんなことは忘れて過ごしているんだけれど。
最後も少し希望が見える終わり方だったので、ひとまずほっとした。
終盤、レオのちょっとした秘密が明かされるシーンは自分の思い込みを指摘された気分になった。
ジュン、がんばれ。 -
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ネタバレ読み終えた後の2度目で印象が変わります。
主人公が大変格好良いです。
とても良い本でした。
「この世界は参加者全員が、ちょっとずつの『悪意』を交換することでできている」
作中、主人公が考える人気者の条件として、容姿・運動能力・トークスキル・他人に認められる行動がとれることが挙げられていました。しかし展開が進むにつれ、悪意が向けられれば人気者だろうとクラスカーストの最下層に落とされるという不条理も描かれます。
読んでいて心がキュッとして辛かったですが、
意地でも舞台をやり遂げた主人公が格好良かったです。また読みたいなと思いました。
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みかんさんの本棚から。
ありがとうございます(^^)
自由研究のやり方が書いてある!
うちの子達は中1と中2で理科研究が夏休みの宿題で出るの。
でも私も自由研究なんてやらずに育ったのでやり方が分からない。
なるほどね、こんなふうにして仮説を立ててひとつずつ検証していくわけだ。
トマトパスタとカレーうどんははねる!
あとから気付いて『あーーーー』って思うことも一度や二度ではない。
はねずに食べる方法があるなら是非とも知りたい。
と思って読んだんだけど、大人の私がこんな食べ方をしたらちょっとお行儀悪くて恥ずかしいかなぁ。
実験結果としてはとても面白いし有意義な結果だと思うの!
でもやっぱり私はエレガントで素敵な大人だから、頑張ってフォークにクルクルしてひと口でパクッと上手いこと食べようかな。
とすると、残るはカレーうどんか。
カレーうどんはクルクル巻けないしな。
カレーうどんをはねさせずに食べる方法があればプリーズ!
なか卯のカレーうどんを食べるまでにプリーズ! -
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主人公とともに、いじめられてそうなケイの行方が心配になりました。
救ってあげれるの?どうなの?どうなるの?
とページをめくる手が止まらず、深夜に一気読みした中年主婦の私。
最近の子供たちの悩みも、大変なんだなぁと。是非、親にも児童文学を読んでほしいと思いました。
イジメや友人関係のトラブル、大きな心の悩みを持つ子どもだちの肩に、そっと優しく手を差し伸べてくれるような本でした。
内容的には重いネタで考えさせられるものばかりなんですが、最後の最後まで思わぬ展開を巻き起こしてくれるので、一言で言えば「すごくおもしろかった」です。
中学生がさくさくと読めそうなので、学校での読書時間とかにもオススメです。 -
Posted by ブクログ
中学生対象選書。
「レオは、教室内ヒエラルキーの上層にいる、はずだった。」
キャッチーですよね。
中高生は怖い話とこの手の話が大好物です。
さらさらと読み易い文体で、話の流れもわかりやすい。かといって薄っぺらいわけでもなく、ある程度の悟りを青少年に与えてくれる印象。
カバーつけて読む派なので、読後に改めて表紙イラストを確認しちゃいました。ほほう。なるほど。
こういうネタもスパイス効いてていいですね。ちょっと歌野晶午の「葉桜の季節に君を想うということ」を思い出しました。いや、この手のネタはよくあるといえばあるなあ。でもやはりキャッチー。
摩擦ルミネセンスと人と想いと言葉。230〜231ページ。いいですね。
ちょっと引っかかるのは、ネタバレして以降のその子の言動。
ミスリードされていたのはあくまで読者世界だけのはずなのに、抑圧してた物が噴き出すようにガラッと変わったように感じる。
理解したからそう感じるだけなのかな?気のせい?
それとも「ふっ飛ばされた心臓の鼓動」に気づいたことによる変化?
イマイチその辺読み解けてないかもなあ。 -
Posted by ブクログ
レオは、教室内ヒエラルキーの上層にいる、はずだった。「ひらめいた!おまえ、漫才の台本書けよ。」学校で不動の人気をほこるレオがいじめらている藍上と、コンビで漫才をする。これで、すべて解決する、はずだったのに。
面白い!終盤の涙あり笑いありの展開に心が揺さぶられた。
よく、誰かのためにっていうのを美化されがちだけど。ほとんどは、誰かのために行動している自分が好きなだけで、自己承認が強いだけ。助けなんて相手は求めてないのに。デリカシーがないから後から、大きなしっぺ返しを受けて、1人、孤立。・・・さて、レオくん(主人公)はどう挽回するのかが、今作の1番の見どころ。
お笑い(落語)という方法で、辛いことをネタにして、肯定しようとしている。すっごい前向きな処世術だと思う。