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レオは、自他ともに認めるイケてる中学2年生。軽音部ではメインボーカルだし、運動だってできる。トークスキルもばつぐんだし、みんなが自分を頼ってくるのも当然だ。学校でひとりになることほど、こわいものはない。だから、一人でいることを気にしていない風の藍上が気になる。クラスのやつにこれ以上いじめられないように、藍上を軽音部に誘うが……。ちょっとしたことから、クラスの最下層に転落したレオ。自分といることで、人気者にしてやろうと、無意識に見下していた藍上にも去られてしまう。どうする、レオ!最後まで一瞬も目が離せない、ちょっぴり切なく、さわやかな読後感のYA小説! この本は、読み終わったら、必ず、読み返したくなる!
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Posted by ブクログ
主人公とともに、いじめられてそうなケイの行方が心配になりました。
救ってあげれるの?どうなの?どうなるの?
とページをめくる手が止まらず、深夜に一気読みした中年主婦の私。
最近の子供たちの悩みも、大変なんだなぁと。是非、親にも児童文学を読んでほしいと思いました。
イジメや友人関係のトラブル、大きな心の悩みを持つ子どもだちの肩に、そっと優しく手を差し伸べてくれるような本でした。
内容的には重いネタで考えさせられるものばかりなんですが、最後の最後まで思わぬ展開を巻き起こしてくれるので、一言で言えば「すごくおもしろかった」です。
中学生がさくさくと読めそうなので、学校での読書時間とかにもオススメです。
Posted by ブクログ
中学生対象選書。
「レオは、教室内ヒエラルキーの上層にいる、はずだった。」
キャッチーですよね。
中高生は怖い話とこの手の話が大好物です。
さらさらと読み易い文体で、話の流れもわかりやすい。かといって薄っぺらいわけでもなく、ある程度の悟りを青少年に与えてくれる印象。
カバーつけて読む派なので、読後に改めて表紙イラストを確認しちゃいました。ほほう。なるほど。
こういうネタもスパイス効いてていいですね。ちょっと歌野晶午の「葉桜の季節に君を想うということ」を思い出しました。いや、この手のネタはよくあるといえばあるなあ。でもやはりキャッチー。
摩擦ルミネセンスと人と想いと言葉。230〜231ページ。いいですね。
ちょっと引っかかるのは、ネタバレして以降のその子の言動。
ミスリードされていたのはあくまで読者世界だけのはずなのに、抑圧してた物が噴き出すようにガラッと変わったように感じる。
理解したからそう感じるだけなのかな?気のせい?
それとも「ふっ飛ばされた心臓の鼓動」に気づいたことによる変化?
イマイチその辺読み解けてないかもなあ。
Posted by ブクログ
レオは、教室内ヒエラルキーの上層にいる、はずだった。「ひらめいた!おまえ、漫才の台本書けよ。」学校で不動の人気をほこるレオがいじめらている藍上と、コンビで漫才をする。これで、すべて解決する、はずだったのに。
面白い!終盤の涙あり笑いありの展開に心が揺さぶられた。
よく、誰かのためにっていうのを美化されがちだけど。ほとんどは、誰かのために行動している自分が好きなだけで、自己承認が強いだけ。助けなんて相手は求めてないのに。デリカシーがないから後から、大きなしっぺ返しを受けて、1人、孤立。・・・さて、レオくん(主人公)はどう挽回するのかが、今作の1番の見どころ。
お笑い(落語)という方法で、辛いことをネタにして、肯定しようとしている。すっごい前向きな処世術だと思う。
Posted by ブクログ
思春期って、こんなに繊細で全能感があってもろくて強いのか。すごい。
クラスの人気者が、冴えない生徒を人気者にプロデュースするという話は、よく見るような気がする。そして、そうこうするうちに、人気者の方がクラスで孤立する立場に逆転するという展開もありがちではある。実際の学校でも、いじめられっ子をかばった人間が次のターゲットにされることなんて履いて捨てるほどあるのだ。
本当に、今の子供たちはなんて過酷な学校生活を送っているのか。読みながら唸ってしまう。
この窮地からどうやって脱出すればいいのか。もしもこの先に書かれているのなら、すべての子供たちが知りたいにちがいない。けれど、当たり前なんだけれども、そんな必殺技は人生にはないのである。
主人公のレオは、いまだかつてないほどの危機に直面して、その荒波をまともに被った。避けることなく、頭からずぶぬれになった。その様子をつぶさに見せてくれた。
たったひとりで文化祭のステージに上がるレオは、そこで淡々と自分がおごっていたこと、周りの人間の気持ちを見ていなかったことを話す。それは高らかな演説ではなく、胸を打つスピーチなのだ。
なぜなら、そこには覚悟があるから。
必殺技ではないけれど、人間にとってやっぱり言葉は最後の切り札なんだな。読みながらそう思った。
おそらく、誰かが自分の胸の中の本当に大事な柔らかい部分を言葉にして伝えようとする時、人は耳を傾けずにはいられないのではないのだろうか。
大人になると、だいたいいつもそんなことは忘れて過ごしているんだけれど。
最後も少し希望が見える終わり方だったので、ひとまずほっとした。
終盤、レオのちょっとした秘密が明かされるシーンは自分の思い込みを指摘された気分になった。
ジュン、がんばれ。
Posted by ブクログ
読み終えた後の2度目で印象が変わります。
主人公が大変格好良いです。
とても良い本でした。
「この世界は参加者全員が、ちょっとずつの『悪意』を交換することでできている」
作中、主人公が考える人気者の条件として、容姿・運動能力・トークスキル・他人に認められる行動がとれることが挙げられていました。しかし展開が進むにつれ、悪意が向けられれば人気者だろうとクラスカーストの最下層に落とされるという不条理も描かれます。
読んでいて心がキュッとして辛かったですが、
意地でも舞台をやり遂げた主人公が格好良かったです。また読みたいなと思いました。
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