若竹千佐子のレビュー一覧
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購入済み
びっち
桃子さんの日常が淡々と、心情描写は受け入れやすい言葉で丁寧に描かれている。挿し絵もほっとさせてくれてなかなかいい。東北出身の都会への転校生の私の人生と重ね合わせて読んだ。同じ年頃の自分がもしかしたら辿るかも知れない道のり。楽しみに単行本を読みたい。いや、実は、タイトルを見たとき、直感的に惹かれるものを感じたのであった。特別小冊子とは面白い企画だ。
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Posted by ブクログ
山田詠美姐さんが芥川賞受賞へ向けて、
積極的に推挙されたというので、
ずっと気になっていた本作。
姐さん曰く、
・人間の存在論をめぐる哲学小説
・主人公の内なる声(東北弁)がジャズのセッションを聴いてるようだった
と。
桃子さん(主人公)が若い頃を回想すると同時に、
「自分って?」という問いと「標準語↔︎東北弁」という言語アイデンティティの葛藤をめちゃ深掘りしてます。
作中の”東北弁のひとり語り”を「ソウルフルでファンキー」と評したAMY節にもシビれました。なんてかっこいい感性!
芥川賞選考委員9名中7名が推した、稀なる作品です。オーディブルで聴いたほうが、より楽しめそう!
作者が本 -
Posted by ブクログ
芥川賞受賞作「おらおらでひとりいぐも」著者の初エッセイ集。
「おらおらでひとりいぐも」を読んだ時は方言にてこずり、物語りに入り込むまで時間がかかって、途中で断念しそうになった。読み進めるとその方言がいい味を出してくるのだが。
こちらのエッセイは読みやすく、夫を50代で亡くし、寂しさと戦いながらも還暦を過ぎてから作家になった作者の話。若い人にはあまり響かないかもしれないが、歳を重ねると孤独や老いの不安を抱えてどうやって前向きに生きていくのかが課題になる。現在70歳の作者が感じた孤独と老い。63歳で作家となって変わっていった生活などが語られているエッセイ集です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ子どもが巣立ち、夫に先立たれた独居老女のただの妄想と思うなかれ?
主人公の女性、桃子さん。コトが壮大になっていく。時空を越えた交流がやってくる。地球46億年史…。
それにしても、著者の若竹さんは何故、お国言葉で書こうと思ったのだろう。
「あいやぁ、おらの頭(あだま)このごろ、なんぼがおがしくなってきたんでねべが」
冒頭文からコレだし、この後もほとんどずっとこの調子だ。
調子良くリズミカルに、というか、ずんずん調子で読ませる。ニュアンスが分からなくても気にしないで読んでみると、結構心地良くなってくるから不思議。
なんであんなことしたんじゃい、と書かれた解説文の町田康さんも関西弁で応じてい