若竹千佐子のレビュー一覧

  • おらおらでひとりいぐも 特別小冊子

    購入済み

    びっち

    桃子さんの日常が淡々と、心情描写は受け入れやすい言葉で丁寧に描かれている。挿し絵もほっとさせてくれてなかなかいい。東北出身の都会への転校生の私の人生と重ね合わせて読んだ。同じ年頃の自分がもしかしたら辿るかも知れない道のり。楽しみに単行本を読みたい。いや、実は、タイトルを見たとき、直感的に惹かれるものを感じたのであった。特別小冊子とは面白い企画だ。

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    2018年01月24日
  • おらおらでひとりいぐも

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    方言には方言にしかない味のようなもの、ことばだけでなく周りの自然やひと、ぬくもりなんかもあわせた深さのようなものがあると思う
    それによるよさを超えて、若竹さんの日本語には美しさがある
    初めて目にすることばがたくさんあって、調べながら読みすすめました
    若竹さんにしか書けないおはなし
    楽しんで読ませていただきました

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    2026年03月08日
  • おらおらでひとりいぐも

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    人生が終わるとき、人は自分の一生を走馬灯のように見ると言う。この本は、孤独になり、人生の終焉を迎えた女性の、一瞬ではない走馬灯の話だと思う。自分も同じようになっていくのかと考えたら切なくなった。

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    2026年02月16日
  • おらおらでひとりいぐも

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    70代独り暮らしの女性が自らの人生を自己の内面で問いかけていく。様々な時代の経験が想起されるとともに主人公自身の複数の声が東北弁で対話していく独特の心理描写。50代後半から小説家を志し8年かかったという本作は構成がかなり練り込まれているように感じました。

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    2026年01月11日
  • おらおらでひとりいぐも

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    文体は独特で決して読みやすくはないが、何かを書きたい、表現したいという思いが伝わる文だと思った。
    薄々感じていたけど、歳をとっても、悩みや考えは若い頃と変わらないのだなと思った。ただ以下の文にもあるが、知識が経験になることが歳を重ねるってことなのかもしれない。
    わかっていると思っていたことは頭で考えた髪のように薄っぺらな理解だった。
    おらの思っても見ながった世界がある。そごさ、行ってみって。おらおらで、ひとりいぐも。

    何より著者が55歳から8年かけて小説を学び、この作品を書いた事がかっこいいと感じた。
    おらはちゃんとに生ぎだべが。

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    2026年01月08日
  • おらおらでひとりいぐも

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    ネタバレ

    東北弁の方言の素朴さが味を出しているなと思いました。私にとってはあまり馴染みのない方言ですが、東北弁で語られる桃子さんの内から聞こえる声には優しく見守ってくれる温かさを感じます。「おらおらで、ひとりいぐも。」自分に従って生きると決意したその時に、本当の意味で夫との別れを受け入れられたんだろうなと思いました。

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    2025年12月22日
  • おらおらでひとりいぐも

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    Audibleで聴了。
    東北弁が新鮮だった。
    残念なことに、いまの心の状態に、話が入ってこなかった。
    また別の機会に、今度は文字を読んでみたいと思った。

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    2025年10月22日
  • おらおらでひとりいぐも

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    おばあちゃんの自問自答がなんとも愛おしく、終始それに尽きる。でも、ただのおばあちゃんでは無い。おばあちゃんの自意識はその思考力を以ってなかなか人が辿り着けない所にまで至っていて、そこが面白い。まさに、ひとりいぐも。自分もいつかこうなりたいような怖いような。

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    2025年09月09日
  • 台所で考えた

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    夢を追い続けるといつか必ず夢は叶うんだなと改めてこの本を思ったのでした。
    長年の夢が叶った瞬間は最高の気分ですよね。
    私は若竹千佐子さんの本はこのエッセイから読んだので次は「おらおらでひとりぐも」、「かっかどるどるどぅ」をぜひ読んでみたい。

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    2025年06月27日
  • おらおらでひとりいぐも

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    私も東北の生まれなので馴染みのある言葉がずっと心地よかった。自分の出自も肯定してもらったような気がする。
    内容は年齢的なところもあってなかなか入り込むことができなかったので、もっと歳を重ねてからまた読んでみたい。

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    2025年05月31日
  • 台所で考えた

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    ネタバレ

    軽めのエッセイ集
    改めて玄冬小説家若竹さんの徒然なる想いに触れられた感触
    ちょうどここ7-8年で私の両親を取り巻く環境も激変したこの今のタイミングで「おらおらでひとりいぐも」も再読するとまた少し違って感じられるかもしれないなぁ〜
    「かっかどるどるどう」も読んでみよう

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    2025年05月17日
  • 台所で考えた

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    家族の形はさまざまで、みんなで生きること、ひとりで生きること、老いに気づいたことなど人生の半分を過ぎたからこそ、わかったことや悟ったことなどのエッセイ集。

    カレーだけはその家庭の味がでる。
    子どもの頃に食べたカレー、自分が親となり作ったカレー。
    だけど今は大鍋で作ることもなくレトルトカレーで済ませてしまう。
    …そう年齢を重ねて、家族の形態が変わればこうなる。

    人生の十冊、読んでない本もあるので読んでみたい。

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    2025年02月04日
  • おらおらでひとりいぐも

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    これもまた映像化にふさわしい作品。何よりも音がきれいで愉快だろう。ただ私にはまだこの作者の描いた寂しさはわからない。映画見てみよう

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    2025年01月25日
  • 台所で考えた

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    芥川賞受賞作「おらおらでひとりいぐも」著者の初エッセイ集。
    「おらおらでひとりいぐも」を読んだ時は方言にてこずり、物語りに入り込むまで時間がかかって、途中で断念しそうになった。読み進めるとその方言がいい味を出してくるのだが。
    こちらのエッセイは読みやすく、夫を50代で亡くし、寂しさと戦いながらも還暦を過ぎてから作家になった作者の話。若い人にはあまり響かないかもしれないが、歳を重ねると孤独や老いの不安を抱えてどうやって前向きに生きていくのかが課題になる。現在70歳の作者が感じた孤独と老い。63歳で作家となって変わっていった生活などが語られているエッセイ集です。

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    2025年01月12日
  • おらおらでひとりいぐも

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    本人の望んでいた未来ではない未来(現在)を過ごしながら、悶々と老いに向き合っている。彼女は東北弁を用いて二重な人格を魅せてくれた。過去も大切だが、今を大事に生きることも大切である。やっぱり、自分で進んでいかなければいけないのかもしれない、人生は。

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    2024年12月13日
  • おらおらでひとりいぐも

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    ネタバレ

    子どもが巣立ち、夫に先立たれた独居老女のただの妄想と思うなかれ?

    主人公の女性、桃子さん。コトが壮大になっていく。時空を越えた交流がやってくる。地球46億年史…。

    それにしても、著者の若竹さんは何故、お国言葉で書こうと思ったのだろう。
    「あいやぁ、おらの頭(あだま)このごろ、なんぼがおがしくなってきたんでねべが」
    冒頭文からコレだし、この後もほとんどずっとこの調子だ。

    調子良くリズミカルに、というか、ずんずん調子で読ませる。ニュアンスが分からなくても気にしないで読んでみると、結構心地良くなってくるから不思議。

    なんであんなことしたんじゃい、と書かれた解説文の町田康さんも関西弁で応じてい

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    2024年10月15日
  • おらおらでひとりいぐも

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    74歳の主人公の桃子さんが、子供を育て上げ、15年前に夫に先立たれ、一人暮らしとなった。東北弁と標準語を入り交ざりながら、若い頃からの想い、夫への想いを語りながら、一人で生きていこうという決意を語っている。私に共通する部分も多くあり、迫力ある文体で心に狭ってくるものがあった。

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    2024年03月17日
  • おらおらでひとりいぐも

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    もっとハッピーな老後自由イェイ!みたいな作品を想像していたけど、思ってたよりだいぶというかめちゃくちゃ内向的な自省的な話だった。

    このあっちいったこっちいったの思考と過去と現在のいったり来たりの感覚は自分も30代だけど分かる、自分の倍生きてる人からすれば、こうもなるよな、、、という納得も出来た。
    なんというか、かなり私小説的なのかな、のいう感想。

    作品の仕掛けとして東北弁の扱いは理解できたけど、地の文が東北弁まみれでどうリズム取ればいいかわからず、流石に読みづらかったズラ、、、。。

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    2023年12月07日
  • おらおらでひとりいぐも

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    芥川賞受賞作品。方言を最大限に活用して人生の後期における複雑でまとまらない、もどかしい心境を巧みに表現している。一方で過度に深刻にならずにゆったりとした文体を保ち、独特の世界を味わえる。

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    2023年09月03日
  • おらおらでひとりいぐも

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    老いた日の自分は、こうなるのか、という思い。
    子を育てもう役割は果たした、もう好きに生きていい開放感と、役割がない疎外感。
    離れて暮らす親も同じ思いなのかもしれない。死にたくないけどもう死んでもいい、でもさびしい。人とつながって生きていたい。
    物悲しい印象だけどこれこそ人生なんだろう。
    プレッシャーは嫌いだけど役割がないと頑張れない。
    必要とされることがうれしい。

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    2023年06月16日