佐伯順子のレビュー一覧
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神田古本市にて購入。
かなり面白かった。小谷野敦などの本で度々引用されているので以前から気になってた。
文学作品を軸に、日本において「愛」「恋愛」という言葉がどのように受容され普及していったかを論じている。
また今度ゆっくりレビュー書きたい。良著。Posted by ブクログ -
2009年の本だけれど、トランスジェンダーのことも包括してあり、当時使われていた性同一性障害という言葉についても使うのはよろしくないという否定的な姿勢であることが伺えて安心できた
女装と男装。装う目的や装うことによって達成されることで浮かび上がるジェンダロールについての研究がなされており、2024年...続きを読むPosted by ブクログ -
映画や文学作品における「異性装」の役割と性別に付随しているイメージを紐付けて説明してあり、とても読みやすかった。
最近はポリコレが世界に大きく広まっていることもあり、「体の性」と異なる服装をすることは「対してたことではない」或いは「少数派の人間に配慮している」というさもあって当たり前かのような捉えら...続きを読むPosted by ブクログ -
芸能や漫画や物語に出てくる異性装を研究した本。
女装は儚さ、弱さ、色気を演出するもの。
男装は力強さ、社会的地位、自己防衛の手段を得るためのもの。
読み終わったあと、人間がいかに性別に(良くも悪くも)とらわれてるのかと気づいて、ジェンダーへの興味が増しました。Posted by ブクログ -
稚児物語、歌舞伎などの中に描かれ続け、
現代の少女マンガにも継承されている、
親密な「男同士の絆」という表象の歴史を考察した一冊。
【まとめ】
仏教が浸透し、武士が支配していたかつての日本では、
修行の妨げ、あるいは戦闘の邪魔として女性が斥けられ、
男性のみで構成された集団内で「男の絆」が深...続きを読むPosted by ブクログ -
「オトコ」なんて・・・全員「ホモよ」って感じかな。
痛いくらい・・・徹底的に男がやっつけられる。
底流がイスラムにも感じるので、次回はぜひこちらを徹底的にやってくださいね。Posted by ブクログ -
「「女装と男装」の文化史」佐伯順子
比較文化学?特になし。
講談社選書メチエ。
古今東西の文学作品(神話・史書から少女漫画まで)を取り上げ、「女装と男装」のもつ特性をピックアップし、その指向の違いを明らかにする。
通読。(3)Posted by ブクログ -
「外国の文化と思想」のレポート作成の為に購入。はるな愛さんのブームといった最近日本で起きている現象も踏まえた「異性装」をテーマにレポートを作成した。Posted by ブクログ
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男が女を装うとき、女が男を装うとき。単に「女装」「男装」といっても、目的が変われば、性自認も性的志向も異なるわけで、繊細にとらえていく必要がある。Posted by ブクログ
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心と体。外観と内装。人は兎角自分の目で見たものを正しいと思いがちであるが、自分の目が現実をとらえられないことも世の中には多数存在する。この女装、男装もその一つではなかろうか。男が女の格好をすることを、ただ単にクィアで済ませられるわけでもなく、こと女形に限って言えば、女性よりも美しい振る舞い出で立ちを...続きを読むPosted by ブクログ
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女装に関してはどこかエロティックなイメージが漂うが、男装に関しては力強くあろうとする女性の意志がある。言われてみれば確かにです。けれども明るい女装もあり、そういったものを古典だけでなく最近のものからも取り上げて考えるというところが非常に良かった。Posted by ブクログ