ブレイク・スナイダーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
すごくよかった!もっと早く読んでおけばよかったと思うほどだった。
明快な体系的に脚本術について描かれており、確かにこの方法でハリウッド映画は作られているし、このように書けば、ある程度面白い作品は作ることができるであろうという確信があった。この方法を取り入れる実践的な手法についてもきちんと書かれている。
それでいて、平易で親しみやすい文章で書かれているので、読みにくさも感じなかった。
ほんと、もっと早く読んでおけばと思った。
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もう一度通読した。
SAVE THE CATの理論編。頭の良い人だったり確固たる方法論を確立しているひとにとってはこれだけで良いと思う。
この本で大きく解説 -
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Posted by ブクログ
ハリウッドの作品って、中には嫌いという人もいるけれど、私は逆で、どの映画も毎回すごくよく出来ていると心から感心する。
日本映画を見てると眠くなって飽きちゃったり、感情移入できずに終わることも多いのに(すいません、でも事実)、ハリウッド作品にはそれがほとんどなくて、逆にこんな作品で泣くー?ってくらい毎回大泣きしたり大笑いしたり。
絶対に、海の向こうのあの国には、何か脚本を書くマニュアルとかシステム的なメソッドが確立されているはず!! そうじゃないと、こんなにいくつもいくつも長期にわたって継続的におもしろい作品が量産され続けられるはずがない!
…などと思って、その答えがほしくていろんな脚本術の本 -
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購入済み
読みやすい。
神話の法則よりも読みやすく、わかりやすかったです。
Dramaticaとも通じるものがあるかな?
軽い口調な雰囲気は好き嫌いが分かれると思いますが、
「現場の雰囲気」が感じられました。
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Posted by ブクログ
この類の本を手に取る機会は、自分がまだまだ書き手として足りていないということを自覚して初めて訪れるわけで。もっと早くても良かったんじゃないかと思いつつ、一生気付かないよりはマシかなとも思ったり。
教本にあまり興味が無かった理由の一つに、偉そうで堅苦しいことばっか書いてあるんだろうな~……ってのがあったんですが、この本は最初から最後まで語り口調で書かれているのでとても親しみやすい。シナリオを書く上で注意すべき点だったり、自分がなんとなく気をつけていることが言語化されてたりするので、とても分かりやすかった。
しかしこれ、去年の夏頃買った本のはずなんですがね、何故読み終えたのが今なんでしょうかね。 -
Posted by ブクログ
脚本術の名著ですが、小説の創作にも役立ちます。
シド・フィールドの脚本術と並んで挙げられることが多い本じゃないかと思うんですが、あっちが丁寧に一個ずつ、ゆるやかに組み上げていく構成術なら、ブレイク・スナイダーは「こうだ! 議論はなし!」みたいな感じで、明快簡潔にどんどん提示していく感じ。さくさく読めるので、時間のない人にもおすすめかも。
ブレイク・スナイダー・ビート・シートが一番の目玉かな。構成で迷子になりやすい創作家さんにすごく役立ちそう。「このあたりでこう! それからこう!」という具合に、ストーリーの起伏をつくっていく方法を伝えてくれる。それでいて結構応用がききそうな、解釈に幅をもたせら -
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Posted by ブクログ
物語の仕組みを理解するために読んだ。(Geminiに勧められた)
創作をする側の人には参考になると思う。
私は文章を趣味で書くので、とても参考になった。
感覚でおもしろい作品はだいたこんな感じとぼんやりと持っていたイメージが、はっきりと「型」として存在して説明できることに驚いた。
これを読んだ後に、映画・小説・マンガを読むとストーリーの必然性に気付けておもしろい。
作者が励ましてくれるので、やる気がでる。ためしにやってみると、英語が原文のせいか分かりづらいところもある。しかし完全に型にはめる必要はないらしい。
法則(物語の型)を知ると、創作者のアイデア、独創性、工夫の努力に気付ける気がす -
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Posted by ブクログ
ネタバレ〝相棒愛〟のストーリーにはさまざまなバリエーションがある。〝ボーイ・ミーツ・ガール〟の昔ながらの恋愛結婚話でも、悪党を追う警官二人組でも、ただつるんでいるのが好きなまぬけな二人組でも、同じ力学が適用できる。こうしたローレル&ハーディ(訳注・サイレンからトーキーの時代にかけて活躍したアメリカのお笑いコンビ。数多くの映画を残し、二本でも〝極楽コンビ〟の名で親しまれた)、ブッチ&サンダース(訳注・映画『明日に向かって撃て』の主人公の強盗コンビ。ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが演じた)、警官相棒映画のすべての表層の下に、『赤ちゃん教育』(38)、『パットとマイク』(52、劇場未公開)、『
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Posted by ブクログ
ネタバレとりあえずパンチのきいたログラインとタイトルができるまでは、脚本を書くのはおあずけと言った。つらいだろう。わかっている。でも最後には必ず報われるのだ。例を挙げてみよう。つい最近私はネットを通じて、ある脚本家とやりとりをした。彼のアイデアは良かったが、ログラインは漠然としていて私の心をつかむものではなかった。だから残念ながらページワン(つまりほぼ全面的に書き換えということ)だと言って、ログラインを送り返した。彼は不満そうだったが、私のアドバイスに従うことにした。
彼はとりあえず自分のお気に入りのストーリー、目の前に浮かぶ鮮やかなシーン、繰り返し現れるモチーフなどを脇において、もう一度ログライ -
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