隅田貫のレビュー一覧
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ドイツは日本の1.4倍以上の生産性があるが、20年前はドイツも生産性は高くなかったようだ。
ドイツの文化とドイツ人の習慣と法律の規制が上手くマッチして残業時間を少なく、働きやすい環境が整った様子がよく理解できた。
・いつも100点を目指すのではなく、場合によっては70点でも良い、完璧を求めない割り切った態度がドイツの生産性の高さの理由
・ドイツではマナーはそもそも強制するものではないとの考え、日本はマナーを暗黙に強制し寛容ではない。
また、ルールを作る事が目的化してルールを守った時点で思考停止し、そのルールが現状にあっているか・変更撤廃が必要がないかの議論に至ってない
働き方について日本 -
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時間をコントロールする事は、自分の人生をコントロールすることにもなる。
ドイツ人に見習うべき事の最たるものは「自分で時間を管理する」これに尽きる。「忙しいからできなかった」のは、自分の時間管理が悪かったのではないか?かなり前からそのスケジュールはわかっていたのではないか?その日に忙しくなるのはわかっているのなら、そうならないように時間をやりくりするのがドイツ人。プライベートではダラダラ時間を消耗するという事は無い。言い訳ばかりしている自分に喝!
【取り入れたいドイツ流】
○わからなければ相手にとにかく聞く。わかったふりして躊躇して、忖度し、非生産的なことをやっている時間はもったいない。「わ -
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元々ドイツに関りもあり、日本企業で働く中でドイツ支社勤務を経て、ドイツの地元老舗銀行に転職し、ドイツで働き・生きている著者が日本との働き方・生き方を比較している本。
海外で働くことだけや暮らす事だけを書いている本に出合ったことはあったが、日本企業でもどっぷり浸かってその文化を知り、ドイツ企業でも日系でなく地元企業で働くというそうそうないキャリアの人の話なので説得力もあり、かなり貴重と感じた。
私自身、ドが付くほどの老舗日本企業に勤めていることから、著者の言っている日本企への指摘が痛いほどわかるし、まさしくそれが問題だよなと思ったし、まさかそれを解決できている働き方があるとは想像もしていなか -
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ドイツで地元法人に長年勤務してきた著者が感じた日本とドイツの働き方の違い。
自分の仕事の領分がはっきりしている、家族との時間が大優先でそのために時間をマネジメントする、そして効率を考える。
ドイツが全て素晴らしいわけでもないだろうし、日本人には合わない部分もあると思う。でも有休取得率100%でそれを実現するために誰でも引き継げるシステム構築および担当長期不在でも受け入れられる寛容さなど、ライフワークバランス改善のため参考にできるヒントがたくさんある。
個人レベルでどうしようもない!とともすればなってしまいそうだけど、最初から腐らず出来ること(著者のすすめる、昨日よりちょっと早く帰る!など)から -
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ネタバレドイツでは国民は労働者、と考え、日本では消費者、と考えている。
ドイツ人は働き過ぎない人種。ドイツでは始業時間ギリギリに集まる。日本では新人は30分前、10分前には全員集まる。
閉店法=日曜と祝日は営業してはいけない。24時間営業のコンビニはない。
フォルクスワーゲンでは、就業時間外はサーバーが停止していてメールチェックできない。ダイムラーは休暇中のメールは自動的に削除。働かない仕組みを作っている。
人は人、自分は自分、働くことを客観視している。
環境保護や街の景観に対しては、同調圧力がある。
10歳で進路を決める=大学、専門大学、職人。
在学中に3~6カ月休学してインターンシップに行く。 -
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・読むきっかけ
社会人3年目になり、任せてもらう仕事量が増え、残業時間が増え、平日に自分の時間の確保が難しくなり、時には、休日も疲労で倦怠感があったため、解決策を見つけるために読んだ。
・読んでみての感想
まず、ドイツと日本は第二次世界大戦の敗戦国であり、同じ工業を強みとしたその面では似た国である。というところから、比較しやすい関係性だとは思った。
GDPで比較すると、日本の方が高いが、一人当たりのGDPはドイツの方が優れている。要因は、ドイツは労働効率を重視しているからだと筆者は述べている。ドイツ人は、常に仕事の優先順位を決めており、明日以降でも対応しても良いものは、明日以降に取り組むなど -
Posted by ブクログ
ネタバレドイツ 国民=労働者 働きやすい国 週5日労働
Arbeit の語源 arba(ゲルマン語)=家来、奴隷
日本 国民=消費者 お客様は神様 週休2日
労働=尊いもの
「今日決めて、明日作業する」
今すぐ対応しなければならない案件はそれほどない
現場の自由度、自主性 生産性優先
「犬と子供のしつけはドイツ人に任せろ」
10歳で進路を決める 大学進学~19歳/専門大学進学~16歳/職人工員~15歳
大人と子供の時間の区別 子供に寛容な社会
「コミュニケーションは質より量」
わからなければ相手に聞く
部下との短いコミュニケーションで会議を減らす
時間は自