あさひまどかのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
物心ついた頃には既に亡くなっていた自分の母親や祖父。
12年前(自分の産まれる数日前)にタイムスリップした小6の聖時(せいじ)。
そこで、出会ったことのない、母や祖母に会うことに。また、12年前の兄と父との交流・・・。
自分の正体を明かせないままの遭遇のなかで、掛け替えのない経験をし、命や家族、地域の大切さを学ぶ。
聖時の家は商店街の時計店「時心堂」。
大型店舗に客を取られ、サビれてしまった商店街なのだが、タイムスリップ先の12年前では生き生きとした商店街が描かれている。
「ラスト、涙が止まらない」と帯にあるけども、そのとおり。
終盤までは大きな起伏のない物語に思えたけども、最後でヤラれて