尾高純一のレビュー一覧
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仁岡先生がどんどんダメになっていく。お化けにおびえ、カゼで弱々しくなり、雪にはしゃぎ、生徒の更正に奮闘し、ああこれでは河原先生の好みどストライクじゃないか! 河原先生のためにあるような巻だなまるで!
そして河原先生が獲物を求め興奮するさまを見て我々読者も満足という寸法よ。なんという見事な構成……いやそういう訳じゃないとは思いますけどね。
地味に上原の好みのタイプがド直球で仁岡だったり、前田と仁岡の距離が縮まったり(主にジャージを通して)、まったくとんだハーレム漫画だよ! それを言えば全ての誘いを主人公が徹底的に断るという点でもとんだハーレム漫画ではある。
この巻後半あたりからやけに死んだ目や -
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今江までもが美少女認定に!(梅夫の言うことだけど)
全校から愛される浅井、いちおう男子人気のある河原先生、過去から言えばたぶん現在もイケメンではあろう梅夫先生と、仁岡先生包囲網は凄まじい高級ハレムと化すいきおいだ。なぜだろうちっともうらやましくない。←そうでしょうね
とは言え、正直バレンタイン編の河原先生は可愛らしかったですよ? 獣のような人(ひでえ)かと思っていたけど、乙女な面も持っていたんだね! むしろ乙女心ゆえのコンプレックスの裏返し(ひらきなおりとも言う)で獣のようになっていたんだね! まあまとめればろくでもない話ですな。
このマンガの魅力のひとつはネームの奇妙な丁寧さだ。
「偶然 -
Posted by ブクログ
なんと気持ちのいい大馬鹿野郎どもだろう。
「安心すんのは早ぇぜ!」「おめぇといて心が安らいだことなどねぇ」「胸がときめくからか!?」「あぶねえ奴だからだ!」
このマンガの登場人物は全員そろいもそろってコミュニケーション不全だ。まともな会話が成り立つ例がほとんどなく、たまに成り立ったかと思えばそれは校長や河原先生らの社会人として完全にアウト(ここでの社会人は広義の「就業する成年」ではなく「世間に姿をあらわすひと」の意)な理屈ばかりであり、要するにこいつらは全然ダメだ! 面白いなあもう!
会話のキャッチボールと言うよりデッドボールとホームランの2択しか無いようなメジャー級会話が、しかし読んでて疲