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四コマギャグ漫画の傑作です。
一応教師もののラブコメなのですが、出てくる人物の誰も彼もが奇妙な言動を披瀝し、休みなく笑わせてくれます。特に中学生らしからぬやけに物々しい言葉遣いは必見です。
Posted by ブクログ
なんと気持ちのいい大馬鹿野郎どもだろう。
「安心すんのは早ぇぜ!」「おめぇといて心が安らいだことなどねぇ」「胸がときめくからか!?」「あぶねえ奴だからだ!」
このマンガの登場人物は全員そろいもそろってコミュニケーション不全だ。まともな会話が成り立つ例がほとんどなく、たまに成り立ったかと思えばそれは校長や河原先生らの社会人として完全にアウト(ここでの社会人は広義の「就業する成年」ではなく「世間に姿をあらわすひと」の意)な理屈ばかりであり、要するにこいつらは全然ダメだ! 面白いなあもう!
会話のキャッチボールと言うよりデッドボールとホームランの2択しか無いようなメジャー級会話が、しかし読んでて疲れないし不快感がないのは「好意」が根底にあるからだろう。
仁岡先生は基本的に悪意で行動しているにもかかわらず、浅井や河原先生らの過剰すぎるほどの好意に圧倒されるという、なんだかこう書くとまるで癒しの物語にさえ見えてしまうのが厄いが、読んでいて気持ちいい構図なのは確かだ。
いや、まあ校長の言行はときとして不快だが、それはそれで作中ちゃんと純粋な悪として描かれているので良い。
5話にして早くも作中空間公認の美女・美少女3名(……ん? 今江は違ったっけ?)から過剰な好意を抱かれる仁岡はハーレム漫画的だが、一切その状況を楽しんでいないのもある種すがすがしい。キャラの大半が恋愛感情を軸に動いていながら、話が恋愛ざたにまったくならないのは奇妙な安心感をもって読めるものだ。
ときたま優しい態度をとることはあっても、仁岡のそれは「厚意」であって「好意」ではない。それも社会的に正しくあろうとしたり生来の悪意を敷衍した結果(それはそれでひどいが)厚意になるだけだ。こんな他人に優しくないハーレム漫画見たことねえ! ハーレム漫画じゃないけど。
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