ないものはない。
それが海士町の魅力だといいます。
ないものは、なくてしょうがないという一種の開き直りのようにもとれますし、
ないものなんてないというくらい、
たいせつなことはすべてこの島にあるともいえます。
今週末に海士町を訪れる予定ですが、
この町のことを知ってから約1年。
ずーっと行きたいと思っていました。
遠かったり機会がなかったりで、行きたいと思いつつも今日まできてしまったといった感じです。
海士町の魅力は、「人」にあるといいます。
それはこの地を訪れた人、この地に住んでいる人がみなさんおっしゃることです。
地域活性や地域での教育の取り組みなどといった事例、ソーシャルな領域に関わる人々の間ではとても人気を誇る島で有名です。
多くのUターン者、Iターン者が相次ぎ、まさに人が人を呼ぶ感じであたたかい熱気を感じます。
知らない人に海士に行くというと、なんでそんな島根の離島に!?という反応をされますが、
海士を知っている人に話すと、いいね!と前のめりになって魅力を語ってもらえます。
住む人、訪れた人、関わる人、いろんな魅力的な人がいるから、そういう正の連鎖が起こるのでしょうね。
この本は、そんな地域の中でも、人に焦点を当てたガイドブックです。
人々に出会う旅とありますが、
どんな人がいるのか、どこに行けば会えるのか、どんな思いで生活や仕事をしているのかが紹介されています。
豊かな自然や食も魅力でしょうが、
人が一番の魅力といえる町ならではのガイドブックですね。
訪れる前に読んでも、訪れた後に読んでもおもしろそうです。
“「どうして海士町にはリピーターが多いんだろう?」
このガイドブックの制作のきっかけは、海士町の魅力に関して話をしていた時の何気ない仲間の疑問の一言です。この島には目新しい観光施設も世界遺産もない、本土から丸一日かかるこの島に何度も通う人、この島に住み着いてしまう人が後をたちません。”