借りたもの。
「このハゲーーー!」と「忖度」という言葉にインパクトがあった2017年の日本の政治。その舞台裏?を秘書の視点から綴ったコミックエッセイ。
……コミックエッセイといっても、1つの話題に4コマ1つで、あとは文章だった。
政治家の黒子のような議員秘書たちの激務……ブラック企業な世界だった。こ
...続きを読むんな魔窟の人々に、日本は政治を任せて良いのか……?それとも政治がクリーンな世界とは思わないが、こんな魔窟だったとは……読んでいてナーバスになる。
政治の世界は駆け引きだらけで腹黒いとは思うけれど、そのストレスか勘違いか必要以上にふんぞり返り、暴力沙汰も常態化しているようだ。
議員秘書のあきらめムードや、「そんなことしてて効果あるの?」と思うような雪の中での街頭演説。
仕事の伝え方が抽象的で、何だか前世紀の遺物だと思ってしまう。
「蓮舫さんは芸能人」「稲田さんはワキが甘すぎ」モリカケ問題も、口利きがあった可能性が高くても、政治家の世界では常態化した慣習だったかも。「鶴の一声」として……と思ったり。安倍夫人の自覚の無さが原因と、結構突っ込んだ記載も多い。
議員秘書は政治家の“勘違い”をひややかな目でみていたり……
仮にも?国民から“選ばれている”という意識の欠如。……与野党共に自浄力を失っている感じが強い。
だからこそ、私たちの1票が大切だと思う。
……とはいえ、現状の投票制度自体、おかしい。制作内容の具体性が全然見えない。(その人のヴィジョンが見えない)