山下陽光のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
都現代美術館のミュージアムショップで売ってた「途中でやめる」のリメイク服。
この本もディスプレイしてあり、早速読んでみました。
筆者の山下さんは、リメイク服を限りなく利益を薄くして安い価格で売ることで、需要と供給のバランスをとり、自分の好きな服つくりを生活へつなげている。
バイトを辞めて、人が少し嫌だ、めんどくさいと思っていることで自分が得意なことをやろう。
というキャッチフレーズ。
スマホが出る前は、好きなことをして生きていくという上で、東京という土地にどうしても出ざるを得なかったけど、SNSなど発達した現在は、スマホが東京になった。
というのがなんだか、しみじみ面白かった。
資本 -
Posted by ブクログ
社会から需要のある自分の特技を安い値段で請け負い、少しだけ稼ぐ、という著者のスタイルを古着リメイクブランド「途中でやめる」の事例や対話を通じて紐解く内容。
自分の好きなことと不便なことの接点を探す、とかスマホ=バイト辞める装置だとか、複製品が溢れてる中でピンポイントは嬉しい、だとか、新しい商売のヒントが色々ある。
一歩踏み出す勇気を与えてくれる本。
ただ個人的にはスローガンやイズムばかり前面に出すぎていて抵抗感もあった。
講義形式なのだが、コラムやインタビューなど散らかった印象で、もう少し要点がまとまっていてほしかった。読み終わって、未消化な感じが残る。
後半のチャット部分が一番客観性があ