加藤健介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ普段あまり読まないタイプの作品、一気読み。
講談社さんのモニターに応募し、その際に出した感想文と内容を少し変えてアップ。
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大好きな彼女、親友、周りの愛すべき人々。
今しか感じられない気持ち、過ごせない時間。まぶしくてあまずっぱい。
“青春”を表現する上で使い古された形容詞になってしまうけれど、この小説にはたくさんそういったものが詰まっている。
とてもピュアでひたむきで、弱いからこその強さも持っている、そんな少年少女たちが描かれた青春小説。
微笑ましくていい恋してるなぁって主人公に思わずにやっとさせられつつ、彼と彼の周囲の人々に訪れるいくつかの試練を見守る。
夢を追いかけたり -
Posted by ブクログ
中学、高校のそれぞれ3年間。
決して長い期間でもなく、むしろあっという間に過ぎ去ってしまう3年間。
狭い世界で、
狭い仲間で、
狭い思考で、
大人になって振り返るとそれはただただ恥ずかしく、甘ちゃんなことなのかもしれないけど、それでもそんな『狭い』領域の中で、ものすごく真剣に悩み、濃厚なコミュニケーションをとっていたあの時代。
そんな成長期が舞台の青春小説が大好きである。
本書も高校2年の春夏秋冬を舞台にクラスメイトのそれぞれが持つ悩みと、それを支えきれずに悩む仲間たちの心象風景が描き出されている。
最近長らく連絡が取れなかったサークル仲間とfbでまた繋がったが、久々に当時の思い出を