秋元雄史のレビュー一覧

  • 直島誕生 過疎化する島で目撃した「現代アートの挑戦」全記録

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     アートは難しい。感性の問題ももちろんだが、有名どころを集めてみてもテーマの一貫性の面で、見る側にも違和感を抱かせるに至ってしまう。
     本書でも、上記のような視点が記載されている場面がある。著者の面接時のエピソードだ。詳しく書くとネタバレになってしまうので割愛するが、ここの描写は思わずクスッとしてしまうような人間味ある話となっているのでぜひご一読いただきたい。
     芸術に関心が薄くとも、本書は多方面で楽しめる作りとなっているので少しでも興味が湧いたのであれば、ぜひ手に取っていただきたい。

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    2025年08月22日
  • アート思考――ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方法

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     芸術とは縁遠い自分にとっては、こういった世界に関わっている人の考えがわかる書籍はとても貴重だった。
     アートは現状の価値観を壊してくれるもので大変価値があり、(裕福な人がメインにはなってしまうが)お金だけでは買えない言語では言い表せない価値があるものを通したコミュニケーションの手段なのだと思う。
     近代の権力者に求められたものをつくるための芸術から、それを破壊しその時代の課題を先駆けて提示する芸術の変遷があると言った話がなるほど大変ためになった。今後美術館鑑賞する際の参考にしたい。
     また今の世の中にもの申すためにつくった作品が、結局は現代の資本主義の中に飲み込まれ高値で取引されるなどのジレンマもある意味では面白い。
     ただ生きることについてはだいぶ余裕ができてきた今日この頃、今後芸術を通じて違う世界、考えを取り入れていきたいと思えた本書だった。

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    2025年06月25日
  • おどろきの金沢

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    憧れの土地、金沢についてもう少し知りたかったため拝読。
    古都の風情が残る街並みはもちろん美しく、工芸や美術的な素養などの文化的な要素も感じるが、そこはかとないというか、説明できない美しさを金沢の街にはどこか感じていたが、それをこの本は解消してくれた気がした。
    土台としての文化があってこそ生活の循環が生まれ人も育つという気風が根付いていて、それを守りながらも、新しいことも必要とあれは受け入れていく、そんな意思が金沢の人と街にはずっと生き続けているから、滲み出る魅力を感じるのだろうと思った。
    金沢に本気で移住したい今日この頃。

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    2023年11月04日
  • アート思考――ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方法

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    現代は、論理的に考え、正しい答えを出すことが、良いとされている。
    しかし、正しさは問いによって変わる。
    デザイン思考が最適解を得るための課題解決の思考であるのに対し、アート思考はそもそも何が課題なのかという問題を作り出し、「なにが問題なのか」といった問いかあ始める。

    既存の規則や常識にとらわれていると、ゼロベースで問いを考え出すことは難しい。アートはいったんゼロベースにして、物事や社会を捉えなおす。
    その思考法は、私たちが生きる上での新たな価値感や新たな幸福感を与えてくれるだろう。

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    2023年05月06日
  • 直島誕生 過疎化する島で目撃した「現代アートの挑戦」全記録

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    今や現代アートの先進地として、また、地域活性化の成功事例として海外でも評価が高い直島。このアートの島の誕生にキュレーターとして関わった秋元氏の奮闘記。直島がどのように変化していったのかがよくわかる。やはりキーとなるのは現場の思いだろう。福武さんの英断、資金、交友関係もなくてはならないが、秋元氏の考え抜く、突き詰める、諦めない姿勢が組織や島民、芸術家を動かしてしていったのだと感じる。ここでも本質を見極める姿勢が大事だったのだと感じる。

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    2022年02月11日
  • アート思考――ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方法

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    芸術を何か得体の知れない降ってきたイマジネーションと捉えていたため、理解不能で興味を持てず過ごしてきた私にとって、

    芸術を歴史として知り、知識として得るものという観点は目から鱗で、新鮮で。

    何より『それなら興味が湧いた!』と現代アートを鑑賞してみたいという気持ちにさせた本。

    水野学著 『センスは知識からはじまる』と合わせて読めば、美術の授業ももう少し興味を持って取り組めていただろうし、

    アートがわかる、歴史を知ってるという、博識になれた気分でちょっと背伸びして違った自分になっていたかもしれない。

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    2021年03月19日
  • 直島誕生 過疎化する島で目撃した「現代アートの挑戦」全記録

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    直島のアートプロジェクトを手がけた筆者の、立ち上げにまつわる苦労話やエピソードを紹介。
    特に、迫力あるのは、ジェームスタレルを招聘した南寺という作品だろう。体験型のこの光のアーティストは、長い時間をかけて光が飛び込んでくる様をアートにした。実際、ちょっと不安になるくらい真っ暗だから、人はいかに暗闇を畏怖するのかと思ったくらい。
    そして、モネの睡蓮を飾ることになる地中美術館、これはMOMAで目の前にしたモネの絵の感動と、同じくらい素晴らしい体験だった。教会のようだという表現が本書にもあったが、まさにそんな神聖な感覚を持つ。こんな美術館は他にない。自分がどこにいるのか一瞬忘れるような体験。そして、ジェームスタレルのオープンスカイと、デマリアの作品も本当に素晴らしい。直島に行くと、必ず足を運ばなくてはいけない作品だったし、これからも行くことになるんだろうなと思っている。この建築を安藤忠雄の意図と、各アーティストの作り方とを合わせていくのは至難の技だったはずだが、それを乗り越えて、実現した世界観は本当にすごいと思った。壮大な挑戦の後で行った人には、この困難かつ努力はわかるまい。本書を読んでよかった。

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    2021年02月22日
  • 直島誕生 過疎化する島で目撃した「現代アートの挑戦」全記録

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    「豊島」に行ったことがある
    それも海路を伝い船で行ったことがある
    もう何十年も前のことである
    瀬戸内海の汚染の傷跡を巡る旅だった
    「豊島」の港に降り立った時に
    産廃の撤去運動をしておられた
    猟師さんのお話を聞かせてもらった
    そのすぐ近くに
    「直島」という島があることを
    教えていただいた

    「直島」が現代アートの聖地と呼ばれるようになった
    と見聞した時に
    東京の「両国」のことを想ってしまった
    江戸期に刑場としてあった場所が
    そののち見世物小屋、芝居小屋、相撲興業、…
    いわゆる庶民が寄り集う歓楽街になっていった
    という史実を重ねていた

    そんな意味で気になっている場所の
    一つが この「直島」である

    いつか 行くかもしれない
    それが いつのことになるやら
    自分でも わからない
    ただ わかることは
    みんなが 行くなら
    私は 行かないなぁ
    そんな 場所のひとつになっている

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    2021年01月20日
  • 直島誕生 過疎化する島で目撃した「現代アートの挑戦」全記録

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    絵画の裏にある札束も見ることも大切だが、それだけではダメで。秋元さんはがむしゃらに上手いバランスを見つけたのだと感じた。

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    2021年01月14日
  • アート思考――ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方法

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    ネタバレ

    アートとビジネスというテーマだけでなく、「現代アート」って何?や、どうやって作品を介しアーティストとコミュニケートするかというようなことをサクサク(いい意味で)ライトに説明されているのが入門書として良い。
    一点、私はアートに関心がある方ですが、端々の「アート、わかったほうがいいスよ?」なやや上から目線な書きぶりだけ気になった。(日本の文化/美術教育・政策に疑問を呈したいというのは共感しますが)

    最も感銘を受けたのは第3章で、茂木先生の事象の読み取り方は「文脈」と「感動」であり、ストーリー(文脈)だけではわかったことにはならず、経験に昇華するには「感動」が必要であるという話を読んでいて、私が好きなアイドルのコンサートが論理的で「わかる」と感じる理由は、セットリストの整合、ブロッキング、視線の流れetc.といった数え切れない程の「文脈」と、演者のパッションであったり、動きや表情の美しさといった「感動」をきちんと受け取ることが出来ていたからだなと非常に腑に落ちた。
    (また、第5章で「いい作品とは、いくつもの解釈ができる作品のことだ」とのウォルター・デ・マリアの言葉が引用されているところも。)

    それから、第2章、現代アートは常々「わからない」で片付けがちですが、「どこまでわかって」「何がわからないか」を整理することが謙虚な向き合い方に繋がるのではないかというのは目から鱗で、「この人の言ってることよくわかんないけど何となく好き」みたいな、自分の中で批評的に評価する習慣というか、他者に関心を持つきっかけにもなり得るなというようなことを考えました。

    あとは余談ですが、Venice Biennaleのことが度々出てきて、私はあの街の冷凍保存されたような、というか、テーマパークのような居心地の悪さがあまり好きではなく、第4章で出てくる西洋美術史は「革命」対する日本美術史は「継承」と表現されていたのが、都市や街においては真逆っぽいのが面白いなと思いました。

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    2021年01月03日
  • アート思考――ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方法

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    13歳からのアート思考を読んで、アート思考をもっと勉強しようと思い、手に取る。
    こちらはどちらかというとビジネスパーソン向け。
    アート思考を実際のビジネスに活かす方法が実際のアート作品を解説しながら、述べられており、分かりやすかった。

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    2020年12月06日
  • アート思考――ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方法

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    冒頭に
    「どんな角度から考えても『アートとビジネスはまったく異なる』。これが正直な感想です。」
    とある。えっ、と思わされるだろう。しかし本書は
    「アートは、直接、ビジネスのヒントになるかどうかはわかりません、はなはだ心もとないというところではあるのですが、今の社会を考えるにあたって、これまでの視点では得られなかった考え方やものの見方を得るきっかけになるのではないかと思います。ビジネスもアートも人の暮らしの上にある以上、どこかで共有すべきものがあるでしょう。」
    と結ばれている。
    この間にあるもの探しながら読んでいくと、いろいろと見えてくるものがあるだろう。

    それは簡単ではない。わかりやすくもない。僕も十分に理解できたとは言えない。

    しかし、簡単にわかった気になれるものは既知のものであり、そこかれは新しい考え方や視点は生まれない。
    腰を据えて読むべき本。速読向きじゃない。

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    2020年08月10日
  • アート思考――ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方法

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    感性思考を読んだことからアート思考に興味を持ちこの本を購入。
    アートの捉え方が主で、そこからビジネスへはこのように応用できるのでは?という道標があるように感じた。
    アートの考え方を取り入れて世の中を見ていくことで、新たな価値観が生まれるということにも気づかせてもらえたので、これからは美術についても勉強しようと感じた。

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    2020年07月25日
  • アート思考――ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方法

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    ネタバレ

    ・何かを考える上で、判断する上での新しい視点を得ることができたと思う。(特にビジネスにおいて)
    ・大きなキーワードは「そもそも何が問題なのか」、「ゼロベースで考える」
    ・起業や新たな取り組みを始める際に、特に参考にしたい。(もちろん既存の取り組みや、何かを判断するときにも大いに参考になる)
    ・ビジネスにおいては、「改善」ではなく、既存のものとは全く違う発想で、ゼロベースで考えることが、非連続的な成長を生み出すと感じた。
    ・現代アートを構成する3要素「インパクト:他と違ったオリジナリティ」、「コンセプト:どんな考えによって作品が生み出されているか」、「レイヤー:いくつもの解釈が可能ということ。」これはビジネスを作るときにも大事にしたい。
    (2020/5/26)

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    2020年05月26日
  • アート思考――ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方法

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    アート、特に現代アートについての解説をベースにどう向き合うと良いのかが書かれていた。
    その上で、ビジネスとの関わりと共通性、つまりゼロベース思考だったりものの見方を変えてみるという点が浮かび上がっている。

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    2020年03月29日
  • 直島誕生 過疎化する島で目撃した「現代アートの挑戦」全記録

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    月1で美術の本ということで、直島を思い出しながら読んだ。作品がどんなふうに作られてたのか、展示を思いながら楽しめる。製作秘話が詳細に書かれていて、なんていうか回顧録なのに小説のように面白い。南寺にまた行きたくなってしまってぞくぞくしてきた。

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    2020年01月27日
  • アート思考――ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方法

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    ネタバレ

    面白かった。
    アートとビジネスは決定的に違う、しかし、深いところで響き合っている。
    というのが、相反しているようで、でもいい得ていると思う。
    デザイン思考やデザイナーと、アート思考やアーティストの違いで、アートは『問いかけ』を生み出すものだというのも分かりやすい。

    現代アートは何度見てもわからない。
    けど、分かろうと考えることが大事なのだと納得できた。

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    2020年01月20日
  • アート思考――ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方法

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    アート側の著者が書いたアートとビジネスの本。
    アートそのものとは何か。それに対してビジネスとはどういう立ち位置のものか。なんかを考えるのにピッタリ。

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    2019年12月18日
  • 芸術の価値とは何か AIが奪い尽くすからこそ、アートに〝解〟がある

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    2026.08.19 何か、さらっと読めてしまった。現代アートの難解さを受け入れる準備ができるかも。この本を読んでいるタイミングで、ネガティブ・ケイパビリティという考え方が気になった。現代アートとも関係が深そうだ。

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    2026年08月18日
  • 芸術の価値とは何か AIが奪い尽くすからこそ、アートに〝解〟がある

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    サブタイトルから、今注目されているビジネスにおけるリベラルアーツや非認知スキルの重要性を解いた本かと思い読んでみたが、メインタイトルそのままの中身だった。芸術の世界から程遠いところにいる自分自身にとっては、アートの世界ってこうなっているんだということが非常に興味深く、表面的ではあるが、少し理解できたような気になった。

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    2026年07月31日