小鳩まりのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
iPhoneのアプリで始めた、なめこ栽培。
破竹の勢い、とまではいかないけど、まさにぬるぬると
流行に乗っかり、いろんな層に愛されてるなめこたち。
そんななめこたちが、文學作品の漫画になった。
そんな本作ですが、読み応えのある文学作品を土台に
しているだけあって、なかなか侮れない漫画集だと思います。
作品の内容の秀逸さは、明らかにその作者によるものです。
どの作品にも起承転結や緩急、序破急があり、
ぐぐっとその作品の世界に入り込めて、とても面白い。
しかし、そんな文学作品に、なめこで漫画で楽しめるよう
描き上げた、小鳩まりの実力やセンスもすごいと思った。
なめこが活き活きと登場人物となっ -
Posted by ブクログ
ネタバレ文学部日本文学科卒ですが、本はほとんど読まない駄目子が感じた感想とすれば、読んでみようかと思ってもなかなかそういうきっかけが作れない、そんな時の導入本だと思えばいいかもしれません。
普通小説といえばあらすじを読んでしまうとネタバレ感覚が強くなってしまい読む気が失せるかもしれません。ところが相手は文学であり、そしてちょっと難解な文体の作品である場合は、あらすじくらい叩き込んでおいたほうが読みやすいので、この本はアリじゃないでしょうか。
自分の好きな内容の作品であると解ってから読むと、すっと入って行けますしね。
「たけくらべ」なんかはこの漫画を読んで違う意味でキュンとしてしまいました。
まぁ