佐藤恵秋のレビュー一覧
-
紀州の鉄砲集団・雑賀衆の四姉妹の末妹・蛍の活躍を描いた時代小説。鉄砲撃ちとして成長する序盤は楽しく読み進められた。後半、根来寺の炎上や太田城落城はせつなかった。500ページを超える長編だが、読みやすく、楽しく読破できた。Posted by ブクログ
-
始めて読んだ作家さんでした。
雑賀の太田左近に生まれた、4姉妹の話、
基本が、末っ子の蛍の話で進んでいく。
始まりは、信長の三段打ちの長篠の戦いから、大阪の陣まで蛍の成長と時の天下人を中心に進んでいきます。
孫一と秀吉がここまで悪者の作品は初めてで非常に楽しめました。Posted by ブクログ -
女鉄砲撃ちの続編。599ページ。時は関ヶ原の戦い前後。石川五右衛門が登場したり、秀吉の朝鮮出兵絡みで朝鮮に行ったり、関ヶ原の戦いで小早川軍を動かしたりと話は大きく広がる。しかし悲しみや怒りなど蛍の心理描写はあっさり。前作ほど心は動かない。Posted by ブクログ