齋藤和紀のレビュー一覧
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シンギュラリティ大学が伝える、エクスポネンシャル(指数関数的)なテクノロジー進化と対応方策を日本人向けに紹介する。
6Ds(デジタル化、潜行、破壊、非収益化、非物質化、大衆化)のポイントを取りながら驚異的に拡大・浸透していく新たなテクノロジー、さらに挑戦するテクノロジーがプロトタイピングによる小さく素早い失敗を通じて大化けしていく社会変化が理解しやすかった。
個々のテクノロジー分野で何が化けるのかは予測がつかないが、テクノロジー俯瞰力をもち、小さな組織が外部のリソースを使いながらオープンソースに、全世界を相手にするようなプロジェクトが根づいてくる未来が見える。
19-8 -
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AIに関する傑作本 シンギュラリティとエクスポネンシャルがキーワード
新書としてはベストの内容 入門書としては金メダルをあげたい
カーツワイル「3つの革命 G N R」
(1)G ジェネティクス 遺伝学
(2)N ナノテクノロジー 3Dプリンター 原子プリンター
(3)R ロボティクス AIの高度化 デイープラーニング
エクスポネンシャルな進化 直線的な進化をイメージしがちだが
Exponential function 指数関数 「彦一とんち話」 将棋盤9×9 マス目に倍々2の81乗 25桁の数
6つのD
(1)Digitalization デジタル化(離散した量) ⇔アナロ -
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プレ・シンギュラリティまで、あと数十年。本格的なシンギュラリティまでは、あと約30年。人類史に前例のない加速度で起こる激変期に、私たちは何をそのように考え、そのように変えていけばよいのか。そのための指針を示した。
いま注目さえているAIが大変革の一部にすぎない。
「G・N・R」革命が混ざり合い、お互いの人家を加速させる。
ジェネティクス革命:ほとんどの病気が治療可能となり、老化は速度を落とせるか逆行させることができる。
ナノテクノロジー革命:住宅やビルなどの建造物も3Dプリンター作れるようになる。その究極が原子プリンターであり、必要な原子が揃えれば、その場であらゆる素材に仕立てて物をつくること -
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未来学者でAIの権威のレイ・カーツワイルさんが
「2045年にシンギュラリティ(技術的特異点)を迎える」
と予言しています。
シンギュラリティを迎えるに当たって、
「どのような準備をするべきか?」
を齋藤和紀さんがまとめられた一冊です。
現在でも、テクノロジーの進化は驚くほど早く、
指数関数的に進化の速度は上がっています。
シンギュラリティとは、
そのスピードが「無限大」になる時期の事です。
本著では、このシンギュラリティについて丁寧に分かりやすく書かれています。
また、シンギュラリティを迎えるにあたっての組織論や勝ち抜く組織について説明されています
最後に、
著者は、そのような指 -
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ネタバレカーツワイルはこれから人類の深化に最も大きな影響をもたらし、
私たちの生活を劇的に変えるものとして、次の3つの革命を上げた。
・G,N,R
・ジェネティック革命
・ナノテクノロジー革命
・ロボティクス革命
ピーター・ディアマンデスは物事がエクスポネンシャルに成長するとき、その多くのケースで「D」の頭文字を持つ次の6つの事象が連鎖反応的に起こるという。
1.デジタル化; Digitalization
2.潜航、欺瞞、詐欺; Deception
3.破壊; Disruption 既存の市場の破壊
4.非収益化; Demonetization 既存のビジネスの非収益化
5.非物質化; D -
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著者は、シンギュラリティ大学のエグゼクティブ・プログラムに参加し、今は日本でベンチャ企業を興しているという。シンギュラリティ大学はレイ・カーツワイルとピーター・ディアマンディスによって2008年に設立され、大層な人気であるという。
シンギュラリティ大学では、解決すべき課題を12のカテゴリーで提示し「グローバル・グランド・チャレンジ」と呼んでいる。
・教育(Learning)
・エネルギー(Energy)
・環境 (Environment)
・食料 (Food)
・健康 (Health)
・繁栄 (Prosperity)
・安全 (Security)
・水 (Water)
・宇宙 (Spac