伊奈正人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大学の頃から読まねばと思っていたものをやっと読みました。でも色々実践を経たいまだから汲み取れるものが多かった気もする。
当時の社会科学(者)への批判、ミルズの社会科学への期待や思い、研究への向き合い方やスタイルなどが述べられており、基本的に社会科学に携わる人に向けて書かれたものではあるのですが、純粋なアカデミアではなくとも社会科学の知見への参照が当たり前になっていたり隣接した分野も増えている昨今はミルズの言っていることや懸念していることの影響する範囲はむしろ増えているように思う。
私は社会的インパクト評価に携わるものは社会学的想像力をもっと養わねばならないとこの本を読んで強く感じた。とある事柄 -
Posted by ブクログ
個人の経験と社会の文脈を結びつける力。例)個人の自殺と社会のリストラ増傾向。文脈だいじ。空間軸(周囲の環境)、時間軸(世代、cf. APC効果)▼パーソンズけしからん。歴史や文脈、観察なしに社会を抽象化できない。文脈を無視して、全体に還元しすぎ▼ラザースフェルドけしからん。社会的な文脈を無視し、個人レベルで人間の行動を説明しがち。社会学はディシプリンであって、方法上の道具ではない。文脈を無視して、個に還元しすぎ▼学者の書く文章には容易に理解できないものがあるが、それは内容の複雑さ・思想の深遠さとは全く関係がない(文章は難解だが内容は薄っぺらいものがある)。読み易いから皮相的ということもない。p