上田勲のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレプログラミングをやるためにまず、世の中一般で広く知られている原則(常識?)を知らなければならないと思い読んでみた。三年目を微妙に超えているが、プログラミングに本格的に触れるようになってからはまだ三年以内なので良しとする。
これを読むだけでできるプログラマになれるわけではないが、できるプログラマになるために最低限読まなければならない本。SOLIDのようなコーディングの原則から割れ窓理論などの心構えのような内容まで、幅広く扱っている。それらが、what?->why?->how?(->関連->発展)といった形式で紹介されている。また、howにあたってはコード例を出したりせずに -
Posted by ブクログ
ソフトウェア開発を行う上での様々な原理・原則が紹介されている本です。
書籍中にも出てくる「ジョシュアツリーの法則」が示すように、漠然と「システム開発でこういうのは良い/良くない」という抽象的でモヤがかかったようなレベルから、
明確に原理・原則の名前と内容が分かるようになることで、日々の業務における良い開発ができるようになる初めの一歩的立ち位置の本だと感じました。
それぞれの原理・原則をどのように業務やコードレベルに適用するかの How は本書ではそこまで詳しく述べられていないので、他の書籍を読んだり、自分でコードを書くなどして身につけていく必要があると思います。 -
Posted by ブクログ
コーディングをする上の心構えについて、教えてくれる本。
コーディングは書いてる時間よりも、読んでもらう時間の方が圧倒的に長く、他者のことを意識して書くことを改めて感じさせられた。
ここで書かれている内容は、コーディングだけではなくその他の分野のエンジニアにも当てはまるように感じた。
・1つの関数にはひとつの機能
・抽象とは捨象と一般化
・ブルックスの法則
・コンテキストを理解し、作業をしてくれる達人は本当に貴重な存在
などは機械系エンジニアとして働いている自分にもためになる内容だった。
とにかくKISS、コードをシンプルに保つことを心がけたいと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ## 直行性
直交は、幾何学において、グラフの座標軸のように直角に交わる2つの線分の性質です。
ある点を、X軸に平行に動かしていった時、Xの値は変化しますが、Yの値は変化しません。
つまり、Xの変更は、Yに何ら影響を与えません。
コードは、この直交性を満たすようにします。
つまり、あるコード同士が「独立性」「分離性」を持つようにします。
`2つ以上のコードの塊があり、片方を変更しても他方に影響を与えない場合、それらは直交しています。直交しているコードは、変更に強いコードです。`
## パフォーマンスチューニング
1. 最適化の必要性を証明する
2. パフォーマンスを計測し、ボ -
Posted by ブクログ
1.1で紹介されている「プログラミングに銀の弾丸はない」の意味するところと同じで、結局これが正解!という絶対的正解は無い。何かを重視すれば他のところにしわ寄せがいくトレードオフの関係であることも多い。
筆者が巻頭で、重複する内容や相反する内容が出てくるが、実際はバランスを見て何を重視判断するようにと言っているようにと言っているように、その時々の状況を見て自分で判断していくしかない。
ただその時にひとつの価値観を知らないよりは、多角的な視点から選択肢を評価できた方がより良いエンジニアになれると思うので、自分の中の引き出しは増やしていくようにしたい。
気になる項目の参考文献は読んでみたい。