寺尾玄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
カンブリア宮殿でバルミューダを知り、扇風機とスピーカーを愛用している。
社長の人柄も製品も好みが分かれると思うが、わたしは完全なる信者。
この本を読んで改めて、寺尾社長の「可能性」に対する考え方に刺激を受けた。
・未来に起こることで唯一確実なのは、死ぬということ
・夢が終わるのは可能性が失くなったときではない。そもそも可能性は失くならない
・そもそも準備が万全になる時は、一生待ってもやってこない
ロックで情熱的な印象が強いけど、現実の受け止め方が冷静で、そのギャップに惚れ、、、。
ピンチの時こそ、「そもそも」と立ち返るところが、ただのポジティブとは違う強さを感じた。
あとは、『世に棲む日日』を読んで松下村塾を訪れていた話にびっくりした。
寺尾社長を動かした原点だと思うと、これは絶対読むしかない。 -
Posted by ブクログ
“夢の扇風機”で一躍有名になった会社の創業者が自らの半生を綴った本。
著名人の自叙伝というと、何となく(単なる想像でしかないかもしれないけど)、ゴーストライターの影がちらつくような本が多いなか、この本はご本人が全部書いているのは間違いないはず。
本のはじまりのあたりは、書くことに対する力みがあるような。でも読み続けるべきです。中盤の海外を放浪する話のあたりからその力みもなくなって、思いがそのまま胸にがつんとくる、味わいのある文章に変わっていきます。
成功者として讃えられる人には、確かにそれを裏付けるだけの努力と苦労があり、それを楽しむくらいの根性があるものですね。上手くいくか、上手くいかないかは、誰にもわからない。それでも自分を貫くのは、相当な信念がいるものだし、真の意味で自由を謳歌する者の特権であると共に、重圧でもあります。
でも、安全だと思っていた橋が突然落ちるようなことが人生にはあるもの。それならば、寺尾さんのように、自分の夢に掛ける人生はきっと何千倍も面白い。
このような本を読むと、寺尾さんのように成功した人、残念ながら成功まで至らなかった人のことを考えます。また、いったん成功したあと、それを持続し続けることの難しさについても。
煮えたぎるほどの情熱は、人の心を動かし、人生をカラフルに、豊かなものにしていくものだと素直に思えました。
情熱の力、人と人のつながりの素晴らしさを感じます。 -
Posted by ブクログ
バリュミューダ創業者の寺尾さんの自伝。
両親のルーツ、幼少期から創業、会社が軌道に乗るまでに何を考え、行動したかが丁寧に書かれている。
書きっぷりはとても丁寧で平易なので、あっという間に読める。
本を読んで感じたこと
・自分の前に道はない:本当に自分がやりたいこと、やりたいことを実現する方法は自分の中にしかない
→夢を追いかけ続けるのも改めて追いかけ始めるのもいつでもどこからでも道は作れる
・寺尾さんがすごい点はアイデアだけではなくむしろ「情熱」。会社の状況関係なく、自分がやりたいことを貫く力が強い
※新しい環境にいる人はとても勇気をもらえる作品 -
Posted by ブクログ
バルミューダ製品を作った人の伝記。
扇風機とか、トースターとか、家電を作っている。
印象的な言葉は、子供の頃は養ってもらっていることから、生活に責任はないが、勉強などをさせられる不自由があるが、大人になると生活に責任ができる一方で何をしても良い自由が手に入るという言葉。
その自由で、ミュージシャンになったり、Mac専用の机を作ってみたり、扇風機を作ってみたりした著者。なかなか売れなくて、資金繰りも厳しく、すごいプレッシャーのなか、売れるものを作ることができたのはすごいなあと感心する。
サラリーマンという安寧の立場でぬくぬくするのも良いけど、こういう刺激的な生き方もまた、何かを残すという意味では選択肢の一つにしなくてはいけないと感じた。 -
Posted by ブクログ
読み始めは、変わった本だと思いました。哲学書かマニア本かと。最後まで読んで、あの有名なバルミューダの社長が書いた自伝だとわかりました。面白い。世の中にはいろいろなことを経験した、すごい人がいるんだなと思いました。
「理性や良心は、悪い状況の長い継続には勝つことができない。それらを活かすためには少しでもいいから、余裕というものが必要だからだ」p24
「真の安住はこの世にはない」p46
「(母の無責任な行動)愚かだと片づけてはいけない。こういう人たちが、間違いなく世の中にはいるのだ。自信がなくても、怖くても、面白そうだから行く人たちが。スイッチが入った時の彼らは、ほぼ自分の興味のためだけに動く勝手な人たちだ。しかしまれに、その先端が社会の閉塞を破り、次の時代へ人類を導く」p57
「(二人の息子へ)思う存分、生きて欲しいと願ってやまない。恥ずかしくても、情けなくてもいいのだ。それでいいのだ。決してブレーキをかけるなと言いたい」p115
「私は、いらいらして焦っていた。困っている現状があり、それを打開する策が見つからない時、私たちはついケチになってしまう。寛容さを失ってしまう」p193