宮下紘のレビュー一覧

  • プライバシーという権利 個人情報はなぜ守られるべきか
    なかなか難しいけど勉強になる本。プライバシーが憲法の論点であること、公私での位置付けの違い、各国での哲学の違いなど、ふむふむという感じ。この分野はまだまだ整理が必要そうですね。次回はコロナも踏まえ、アジアの観点も加味したものを期待。
  • スノーデン 日本への警告

    国民は政府を監視しなければ

    民主主義にあぐらをかいていてはダメですね。

    過去のことを踏まえて、現政権に沈黙してると大変なことになります。
  • スノーデン 日本への警告
    ネットは便利で世界が広がるけど、これを読むとそれは誰でも情報を集めやすいので権力者がそれを使うとどうなるか。
    これを読むと、ただただ恐怖です。
    政府を信じてください何も悪いことはしませんからってそれでは戦時中に相通じるものがある。
    政治的にはどうでもよい不倫とかではなく、もっと大事なことを報道してほ...続きを読む
  • スノーデン 日本への警告
    9・11以降、テロ防止の名目で広がった全世界の市民を対象にして広がった監視体制。アメリカの実態を告発したスノーデン氏が、今起きている深刻な事態(日本も的確に指摘)や権力を監視するための方向を明快に解説し、さらに監視社会の問題に詳しい日米の精鋭がシンポジウムで議論を多角的に深めるという2部構成となって...続きを読む
  • プライバシーという権利 個人情報はなぜ守られるべきか
    プライバシーについて非常にわかりやすくまとめられた本だと思いました。

    この本では少し触れられていた、「防犯カメラ」についていえば、個人的には、よくテレビなどの犯罪に関する報道で、「防犯カメラに映っていた犯人の映像」などと言っているけど、よく考えるとそのカメラは、その犯罪の防止そのものには役に立って...続きを読む
  • プライバシーという権利 個人情報はなぜ守られるべきか
    2021年頃時点での、プライバシーに関する法的・社会的論点について国内外の動向を整理しており、読みやすい。2022年4月に施行される改正個人情報保護法についても、主要な論点をカバーしているように思われた。

    1〜3章では、「害悪に基づくアプローチ」を採用する米国と、「権利基底アプローチ」を採用する欧...続きを読む
  • スノーデン 日本への警告
    とても内容の充実したシンポジウムだった様で、書籍で読む機会があり、有難い。
    本書を読んで、スノーデンのリークについて、それがもたらした事への理解を得てく中で、米国におけるジャーナリズム、市民社会、民主主義の成熟度が、日本とかなり違うなぁと改めて感じる。政府による監視について、日本での関心の低さはマズ...続きを読む
  • スノーデン 日本への警告
    アメリカだけでなく、日本も一般市民がスマホなどのビッグデータから監視されていることがよくわかる本。

    個人的には、『(政府によって)監視されることを監視するのが本当の民主主義』という言葉と、青木理さんの『日本のマスメディアのレベルが低いのは市民のレベルが低いから(写す鏡?)』(どちらも引用ママではな...続きを読む
  • ビッグデータの支配とプライバシー危機
     個人情報保護をめぐるアメリカ・ヨーロッパの法的思想の違や、ビッグデータ時代のプロファイリングのこわさ・忘れられる権利の重要性、遺伝的情報の保護の必要性などもよくわかった。
  • スノーデン 日本への警告
    2016年6月4日に東大で開初めて催された監視をテーマにしたシンポジウムの記録。
    2013年6月に、エドワード・スノーデンがアメリカ政府の監視活動の実態に関する隠されてきた情報を、メディアを通してこの世にさらしてから3年後の話。
    今私がこの話を読んでいる今に至るまでは、そこからさらに3年が経っている...続きを読む
  • スノーデン 日本への警告
    2013年にスノーデンがアメリカの監視体制を暴露したことを映画で初めて知り、そのときから興味を持ち始めた。今の技術を使えば、スマホやパソコンのカメラやマイクなどあらゆるデバイスを通して情報を政府が管理することが容易に可能である。アメリカの実態から考えると、公開はされていないが日本でもすでにされている...続きを読む
  • ビッグデータの支配とプライバシー危機
    米国とEU、そして日本でそれぞれプライバシー権についてもととなる考え方が違っていることがわかった。自由、尊厳、尊重ですか。法律分野は一般には理解がなかなか難しく抵抗感もあるのですが、大筋理解できたかなと思います。ビッグデータは「なんとなく怖い」から使いたくない、というっても既に使っているし。むしろ、...続きを読む
  • スノーデン 日本への警告
    アメリカの情報機関による無差別監視の実態を暴露した元情報局員
    エドワード・スノーデン氏が参加し、2016年に東京大学で行われた
    シンポジウムの書籍化である。

    2013年に問題が公になった時、アメリカの情報機関が同盟国である
    ドイツ・メルケル首相の携帯電話を盗聴していたことが問題になり、
    ...続きを読む
  • スノーデン 日本への警告
    スノーデンの行動が、単なる暴露ではなく、あるエリートによるコンピュータネットワーク、IT技術に潜む大きな問題への警笛であることがよくわかる一冊。ウィキ・リークスやアノニマスの行動にも通じるけど、一連を単なる暴露屋に見えている方は必読かと
  • スノーデン 日本への警告
    シチズンズ・フォーのおさらいとして。本だと自分のペースで理解が進まるのでよい。ところで、GoogleやFacebookがPRISMで情報を提供していた、という件は本当だったのか?ラリー・ペイジやザッカーバーグの声明は?
  • ビッグデータの支配とプライバシー危機
    米国はひどいことも数々するが、一方で健全なカウンターの動きが動く。その意味では日本よりよっぽど健全な社会だ。
  • プライバシーという権利 個人情報はなぜ守られるべきか
    プライバシーと言っても、ドイツを中心としたEU圏とアメリカでは守るべき規範が大きく異なっている、ということを本書で初めて知りました。
    日本には、「個人情報保護法」はあるけれど、その法律により守られることが期待されている「プライバシーの権利」については規定されていない、ということも。

    ドイツは個人情...続きを読む
  • プライバシーという権利 個人情報はなぜ守られるべきか
    なぜ、プライバシーは保護されなければならないのか?情報法に通じた専門家が、人格形成や民主主義にも関わる問題である、権利としてのプライバシーを論じる書籍。

    プライバシーの保護は、各人の私秘性を保ち、公共性を維持する上で重要である。
    それを示す象徴的な出来事が、ケンブリッジ・アナリティカ事件だ。フェイ...続きを読む
  • スノーデン 日本への警告
    前半はシンポジウムのスノーデンインタビューを収録したもので、後半はパネリストによる対談となっている。前半は読む価値があると思ったが、後半の日本の公安に関する記述などはデータ不足感が否めなかった。
  • プライバシーという権利 個人情報はなぜ守られるべきか
    大学准教授である著者が最近起きたプライバシーに関する事件やアメリカ、ヨーロッパでの考え方など自身の知見などを元に解説した一冊。

    プライバシーという曖昧な概念を日本での歴史と捉え方、アメリカとヨーロッパでのプライバシーの考え方の違いなどをプライバシーをめぐる事件などから知ることができ勉強になりました...続きを読む