読売新聞水戸支局取材班のレビュー一覧

  • 死刑のための殺人―土浦連続通り魔事件・死刑囚の記録―

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    本の中にも書かれている通り、金川某は幼稚、そしてつまらん人間だな。一部死刑囚にはどこか惹かれる部分があるんだけど、こいつにはそれがまるで無い。

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    2024年09月12日
  • 死刑のための殺人―土浦連続通り魔事件・死刑囚の記録―

    Posted by ブクログ

    死刑制度について考えされました。初めから死刑を希望している人にとっては死刑制度は犯罪の抑止にはつながらない。本人は死刑になるために土浦連続通り魔事件を起こしたと主張し、精神鑑定では自己愛性人格障害と診断されたものの、死刑という結論は変わらず、ある意味では本人の望んだとおりの結果。土浦連続通り魔事件、本当に恐ろしい事件。

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    2017年10月01日
  • 死刑のための殺人―土浦連続通り魔事件・死刑囚の記録―

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    死刑には当たり前に賛成だ、と思っていたけどこれを読んでこんな奴もいるのかと。ならどうすべきか、そんなのも自分では思いつかないわけで。
    読んで自分の意見や考えが一新したり確定したりはないけども、視野が広がったかな。

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    2025年12月04日
  • 死刑のための殺人―土浦連続通り魔事件・死刑囚の記録―

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    恐らく、かなりの時間を掛けた取材に基づくドキュメントなのだろうが、最後の最後まで金川真大の考えの一片も理解出来なかった。というよりも、余りにも異常な思考に、理解のしようが無いのだ。

    2008年に茨城県土浦市で起きた9人もの人びとを無差別殺傷するという凶悪事件。犯人の金川は死ぬために死刑になることを望み、犯行に及んだというのだから唖然とする。犠牲者の方々、その家族の方々も未だに理解出来ず、無念の思いと悲しみの中にいるのではなかろうか。

    読んでいて、その異常な思考に、自分までもが感化されるのではないかと不安になり、嘔吐感をも感じるドキュメントだった。

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    2016年10月31日
  • 死刑のための殺人―土浦連続通り魔事件・死刑囚の記録―

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    基本的には死刑には反対。でも…。

    「死にたい。でも、自殺は痛いし失敗する可能性がある。確実に死ぬには死刑が一番だ。できるだけ多くの人を殺そう」
    そうして通り魔殺人事件を起こした死刑囚に30回以上も獄中面会し、その心の奥を知ろうとした記者のノンフィクション。

    青年期に「「子どものための哲学対話」を読んで真理がわかったと豪語する。けれどそれは表面的なもので、真理でもなんでもない。と、普通の人ならわかるはずなのに、なぜ彼はそういう捉え方をしたのか。そしてその考えに固執したのか。
    彼の成長過程は確かに不幸なものだったが、だからといってそういった育ち方をした人が全て凶悪事件を起こすわけでもない。

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    2020年10月05日
  • 死刑のための殺人―土浦連続通り魔事件・死刑囚の記録―

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    衝撃的なタイトルに興味を持ち、完読。
    死刑制度が機能しないこのケース、やりきれない気持ちが溢れました。本書の中に、犯人が影響を受けた「子どものための哲学対話」という本が気になり、購入して読みました。他人の考えを理解しようとすることは不可能であり、十人十色であるということを思い知らされました。

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    2019年05月10日
  • 死刑のための殺人―土浦連続通り魔事件・死刑囚の記録―

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    成熟した社会の閉塞感が、様々な歪みとして現れてくる。それは主に人の心で、本書でとりあげられた無差別殺人もその一つ。驚くべき動機。そして、死刑を望む者への極刑である死刑の意味を問う。2017.9.23

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    2017年09月23日