六畳のえるのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
お酒に纏わる日常の謎ミステリーですね。
作家さんが日本酒の「ききさけ師」の資格を持たれているとの事。お酒の好きな人だと面白い情報を得られます。
短編連作で4話収録されています。
私はお酒が飲めない体質(アルコールアレルギー)なので、お酒は嗜めませんが、お酒を飲む描写は楽しみながら読めました。飲みたい気持ちに浸れます。
お酒の功罪も描かれていますので、お酒との上手なつきあい方も参考になるかな。
物語は普通のサラリーマンの進藤久登が謎解きの依頼を受けて、幼なじみで年上のやはり普通のサラリーマンだが、お酒が大好きな天沢理香が謎解きをする。
特別変わった手法ではないので、お酒に纏わる蘊蓄を面白く読み進 -
Posted by ブクログ
ネタバレ当方、酒は飲まない飲めないが、出てくるお酒は美味しそうだったし、一緒に供される食事も美味しそうで惹かれた。
お酒に詳しくない人でも伝わるような描かれ方がされていたように思う。
お酒に纏わる日常ミステリということで、宴席での遊びやカクテルが持つメッセージなど、お酒ならではの話題の謎解きが興味深かった。
酒が入れば入るほど推理力が増す理香さんがある意味一番の謎だった気が。
後、あれだけ飲んで太らないところとか、金銭面が気になったり。
彼女は彼女で過去にトラウマがあり、純粋にお酒を楽しめないことも。
そんな彼女が最後の依頼では、依頼人と一緒に過去を乗り越えていくような展開だったのが印象的だった。