中川政七のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ中川政七商店、見つけたらついついのぞいてしまうファンです。
高校生の時に知ったマルヒロの波佐見焼をきっかけに器に興味を持ったし、今はお気に入りのバックワークスのリュックで通勤している。
今までこのお店をビジネスの視点から見たことがなかったし、好んで使っている品々やそれを作る全国の作り手にも、こんな壮大なバックボーンがあったなんで知らなかった。
使い手に届けてこそ工芸は生きる。
私たちに、日本が誇るべき職人の手仕事を届けてくれて、本当にありがたいと思った。
ものづくりや伝統工芸の盛んな町に生まれて、父もそんな職人だったから、そういったものはすごく身近に感じて育ってきた。その分、地元の伝統産 -
購入済み
政七商店好きなら
伝統ある政七商店が、どのように現代化したのか。
なぜ温故知新が可能になったのか、社長や従業員、デザイナー目線の裏側がわかる本。
日本の工芸を元気にすべく、上場を目指したり、取りやめたり、いかに市場に戦略をもって出て行ったのかがわかり、ブランドに好感が持てた。 -
Posted by ブクログ
伝統工芸とその活性化ビジネスについて関心があり手にとった。
パイオニア・成功者である中川政七商店の社長が家業を継いでから立て直し・成長させていったプロセスが語られており、その情熱に圧倒された。
先日も東北の着物産地の倒産のニュースを聞いたばかり。工芸品が好きでお土産などでできるだけ応援のつもりで購入するが、欲しいデザインがなかったりがっかりした経験も多い。売れないことを時代や消費者のせいにしていては、補助金などで生きながらえても先は細るばかりだろう。
中川氏のいうように下請けや分業では連鎖倒産の恐れもある。伝統工芸だって元は時代のニーズにあった実用品なのだから、今の時代にあった形を追求し消費者 -
Posted by ブクログ
<目次>
はじめに
プロローグ
第1章 老舗の跡を継ぐ
第2章 家業を会社にする
第3章 ビジョンが生まれる
第4章 十三代社長に就任する
第5章 ビジネスモデルが機能し始める
第6章 三〇〇周年を迎え撃つ
第7章 日本の工芸を元気にする!
<内容>
あちこちのショッピングモールなどで目にする「中川政七商店」の13代目社長による自らの今までの会社の成長記と今後の目標の話。単なるビジネス成功記とも読めるが、ここではタイトルの「日本の工芸を元気にする」に注目したい。国内あちこちを旅しているが、観光地の「土産」のみすぼらしさが気になっていた。本の中にもあるが、土産品は食