立間祥介のレビュー一覧

  • 三国志演義 3
    関羽、張飛、劉備がこの巻で死亡した。いままで読んだ三国志ではこの3人が死んで終わりだったような気がする。3人が死んだあとは、諸葛孔明が活躍する話となり、南の蛮族と戦争をする話となっていた。
  • 三国志演義 1
    とても訳がこなれていて読みやすい。さらに人物にその都度ふりがながふってあるので、最初の登場人物一覧を見なくて済む。文字は大きいはずなのに老眼で見づらいのは、フォントが明朝なせいであろうか。
     袁紹が曹操に敗れたところで終わった。また孫権の時代になった。劉備がやっと関羽と張飛と一緒になったところで、ま...続きを読む
  • 三国志演義 4
    壮大な物語がついに完結。読後に一抹の寂しさが残る。そもそも、栄華を極めるゴールに向かって英雄たちが智勇を奮う価値観であり、庶民の世界とは自ずから異なる。我々庶民が明日の飯に汲々とするなら、彼ら英雄は己の才能で世の中の勢力図を大きく変更してしまう。思い上がって英雄の夢を見るより、コンビニのスイーツを食...続きを読む
  • 三国志演義 3
     一巻、二巻で主だった武将がこの三巻では死んでいく。しかし孔明は健在、次世代が活躍していく。歴史はこうして途切れることなく繋がっていく。
     初めての三国志は相変わらず人物が多くてわからなくなる。必死に追いかけている。より理解するには再読、再々読が必要のようだ。
  • 三国志演義 1
    ドラマ「パリピ孔明」を観て、戦の駆け引きがおもしろそうと思ったのが読むきっかけ。「三国志」についての知識はほぼ無しに等しい。だから武将が次から次へと出てきて何が何だかさっぱりわからずで脱落寸前になった。そこで相関図とあらすじをチェックしてから再び読み始めたら、重要な人物と流れがわかっておもしろくなっ...続きを読む
  • 三国志演義 2
    人間の喜怒哀楽が激しくて面白い。特に曹操と劉備。

    戦場のシーンも勿論面白いです。

    この文体は雰囲気があって好きです。読みにくいと思う方もいると思いますが…。「徒歩」に「かち」とフリガナ付いてるのがいいですね。自分も普段から「かち」と読んでしまうので……www
  • 聊斎志異
    中国の怪異・伝承を集めた短編集。幽鬼や妖婆、仙人・仙女などが登場し、摩訶不思議で妖怪好きにはたまらない一冊。
  • 聊斎志異
    中国・清代に書かれた幻想短編集。特段教訓もない話も多く、ただただ奇妙に美しい不思議な31篇。起承転結のある物語に慣れていると拍子抜けしてしまう感覚はあるけれど、そういった部分も含めて「異なるもの」の味わいがある気がする。受験の古典文など、独特の取り留めのなさに慣れるという意味でもオススメ。
  • 三国志演義 2
    もともと横山光輝の三国志を熟読していたので、本書の話の展開はほぼ知り尽くしているが、漢文好きな私にはこの文体がたまらない。漢文とはいえ、漢詩はあまり読み込んだ蓄積が少ないので、たびたび引用される漢詩は、雰囲気だけ察するも、あまり理解できない。しかし、書簡の引用などで掲載される漢文の書き下し文は、私の...続きを読む
  • 三国志演義 1
    三国志の武将はたくさん名前を覚えたので、知った名前が本書で出てくると気持ちが高揚する。現代語訳は第一級であり、これを読むと武将の熱き血潮がこちらに勢いよく伝わってくる。あまりに昂然として読んでいるから、実生活も勢いに任せ過ぎて過ちを犯すのではと懸念したほどである。確かにこの類の熱い本ばかり読んでいた...続きを読む
  • 聊斎志異
    この岩波少年文庫版には全部で31編の短編(これが本当に短いの!)が収められています。  全編は12巻、494編もあるらしいのですが、我が日本国で比較的入手しやすい岩波文庫の本作であってさえも92編しか収められていないようです。  アジアン・テイストのショートショートといった雰囲気でなかなか楽しめる物...続きを読む
  • 三国志演義 4
    AD三分星野 第一季を聴いてから、もう一度三国志を読もうと思って読み始め、ちまちま一年以上かけて読み終わった。
    三国志の流れは分かった。
    四巻は説明調だったなぁ。人の感情が顕になるところが面白いなと思っていたので少し残念。

    三分星野 第二季も聴こう。
  • 三国志演義 4
     いったい何人の人が死んだのか。七分が史実で三分が虚構の歴史物語小説とか。残忍さにひく。だまし合いと裏切り。戦とはかくなるものか。
     おおよその三国志というものの流れはわかった。正史や吉川英治、北方謙三なども読まないと三国志は語れないのだろうが、もはや気力なし。機会があれば読むかも。
  • 新十八史略〈4〉秋風五丈原の巻
    中国の古代から宋末までの流れを追うことができます。
    気をつけなければならないのは、たまに人名などのふりがなが間違っている時があるところ。
  • 新十八史略〈2〉戦国群雄の巻
    中国の古代から宋末までの流れを追うことができます。
    気をつけなければならないのは、たまに人名などのふりがなが間違っている時があるところ。
  • 新十八史略〈6〉草原の英雄の巻
    中国の古代から宋末までの流れを追うことができます。
    気をつけなければならないのは、たまに人名などのふりがなが間違っている時があるところ。
  • 聊斎志異
    仙人、道士、亡者、狐や烏、虫たちもいる不思議な世界。

    読んでいると雰囲気は国語の授業で習った漢文。でも教訓めいたものではなく、時には理不尽でもある。昔々で始まる昔話、おとぎ話。出てくるアイテムは中国らしいけれど、日本や他の外国でもありそうな、恩返しや危機一髪の物語。
  • 聊斎志異
    「雲が湧く石(石清虚)」の、みんな石に夢中なのがやけに面白かった。主人公の邢(けい)が、高官やら泥棒やらに奪われて必死で取り戻しても、最後まで特に実益はなにもない(しかし満足している)というのがなんか好き。
    「酒の精(酒虫)」は、いくら酒を飲んでも酔わない劉が、僧に「どこか具合の悪いところがあります...続きを読む
  • 聊斎志異
    りょうさいしいと読みますが,31/494~種梨・促織・王六郎・偸桃・耳中人・労山道士・尸変・九官鳥・狐嫁女・黄英・野狗・王蘭・竹青・江中・画皮・小猟犬・酒友・石清虚・義鼠・陸判・緑衣女・地震・張誠・考城隍・酒虫・小謝・噴水・聶小倩・趙城虎・公孫九娘・羅刹海市~清の時代,期待されながら科挙に落ち続けた...続きを読む
  • 聊斎志異
    中国の怪奇小説を集めた『聊斎志異』から31篇を抜粋し、
    中学生向けに易しく訳した本です。
    本当に易しい訳なので、すらすらと読めました。