久保田進彦のレビュー一覧

  • リキッド消費とは何か(新潮新書)

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    「リキッド消費」という概念提起は消費主義の文脈を捉えるに興味深いものに思われたが
    定量・定性データの分析からは社会学的な描像としての萌芽といった厚みしか感じられず
    読み終えるころにはコト消費やコスパ主義、シェアリングエコノミーといった昨今の風潮の総体でしかないとも思われた。

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    2025年04月12日
  • リキッド消費とは何か(新潮新書)

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    「流れてくる」情報を、いったん「寝かせる」ことをしたうえで、追加の情報を得ながら確信に至るという説明がなかなか興味深かった。やや値の張る消費活動の意思決定プロセスとして、こうした過程を経るケースは確かに多いのだろう。

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    2025年04月05日
  • リキッド消費とは何か(新潮新書)

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    ネタバレ

    リキッド消費は、「短命で、アクセス・ベースで、脱物質的なもの」であると定義される。短命性とは、価値が場面ごとに限定され、その寿命が短くなることである。次にアクセス・ベースとは、物を購入して所有するのではなく、一時的にアクセスして経験を得ることである。脱物質とは同じ水準の機能や価値を得るために、物質をより少なくしか使用しないことを意味する。
    本書ではリキッド消費の実態を調査・分析し、その結果としてリキッド消費傾向が強いグループは合理的で費用対効果が高いものを志向し、いろいろな種類の製品を毎回変えながら少しずつ購買する傾向が強いことが明らかになった。ただし、一口に「リキッド消費傾向が強い」とい

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    2025年04月02日
  • リキッド消費とは何か(新潮新書)

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    本書によると、リキッド消費とは「短命で、アクセス・ベースで、脱物質的なもの」であるという。

    本文にも書かれている通り、この定義に従うと、カーシェア、サブスクリプション、ファストファッションの洋服を短いサイクルで買い換えるという、現在の消費生活において一般的に見られることは全てリキッド消費になる。

    著者はこのリキッド消費について、これまでの研究を整理し、また定量調査と定性調査の双方を通じて考察を行っている。

    やや風呂敷を広げていて焦点がぼやけているきらいはあるが、リキッド消費研究の萌芽として注目すべき著作である。

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    2025年03月16日
  • リキッド消費とは何か(新潮新書)

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    うーん。ちょっと前の本だというのを差し引くとしても、視点がずれることで何が変えられるのkがわからなかった。

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    2025年10月13日
  • リキッド消費とは何か(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    消費の概念をリキッド消費とソリッド消費に分け、そのうち最近の若い層に多いリキッド消費について説明している。
    簡単に示すと、リキッド消費とは短命性、アクセスベース、脱物資といった特徴を持つ消費行動である。
    ものと情報に溢れている現代だからこそ、ものの所有より経験の所有を好む価値感が生まれたのではないかとのこと。私自身、リキッド消費の傾向が強いことを実感した。
    時代の変化を受け入れ、順応していかなければならない。

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    2025年07月26日