岩重佳治のレビュー一覧

  • 「奨学金」地獄(小学館新書)

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    「奨学金」地獄。岩重佳治先生の著書。経済的に余裕がない家庭で育った子供にとって奨学金は助け舟になる存在。それなのに奨学金によって逆に苦しめられて奨学金地獄になるなんて本末転倒。奨学金地獄で苦しむ人がいなくなるような制度を一日も早く実現してほしい。

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    2019年04月05日
  • 「奨学金」地獄(小学館新書)

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    大学で勉学に励むためにお金を借りたにも関わらず、その借りたものを返すために、社会人になっても何十年も返済に追われ続ける「奨学金」。多くの学生が学費を払うために、バイト漬けとなり、困窮した生活を送り続ける深い日本の闇が野放しになっていることが伺えた。30年間何の成長できなかった後進国日本が、このまま困窮し、経済は良くならない以上、こうした学生たちの負担は変わらない。半数の学生が奨学金を借りないと大学に進学できない時代は、裏を返せば、社会人になった瞬間から何十年にもわたって返済地獄が始まることを意味する。誰が心に余裕を持った生活ができるだろうか。切り口として、こうした学生を救う活動は、即座に行われ

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    2024年05月20日
  • 「奨学金」地獄(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    ショッキングなタイトルは、作者も悩みながらつけたらしい。
    私は日本育英会のイメージがいまでも日本学生支援機構にそのまま引き継がれているものと思い込んでいままで保護者に説明などもしてきたのですが、これはちとまずいぞと本気で反省しました。
    取り上げられたケースが誇張されているとも思えませんし、全体からみた影響も決して小さいとは思えない内容です。
    幸い、子どもには奨学金を適用していなかったのですが、私のように以前奨学金の恩恵にあずかった親たちはあまり考えることなく、自分の子には奨学金を薦めてしまうのではないかと思いました。
    何よりも驚いたのは、日本のように学費の無償の道がほとんどない国は世界にはあま

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    2017年03月07日