フィリップ・N・モーゼズのレビュー一覧

  • ニンジャスレイヤー殺(1)

    Posted by ブクログ

    無印もグラキラもあるので、流石にコミカライズ多すぎだろ…と思っていたのですが、なるほどこういうアレンジもあったのか。
    原作の文体の雰囲気やトンチキ日本観を極力排した結果、素直に「熱くて」「カッコイイ」ニンジャスレイヤーが誕生した!
    それを描く関根光太郎先生のハッタリの効いた絵柄もまたいい。新人とは思えぬほどのカラテを感じます。
    このノリだと、単発エピソードは置いておいて、シックスゲイツとの戦いやラストのバトルあたりまで突き進んだほうがいいかもねとか思ったり。是非それらが見たい。

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    2014年11月08日
  • ニンジャスレイヤー殺(1)

    Posted by ブクログ

    文化の断絶と曲解。
    そしてそのまま走り抜ける、走りきっている。
    欧米人がアジア地域の、それも大陸と海を隔てたこのニッポンという国に抱く妄想(正しい知識なんてどうでもいい、と言わんばかり)は私たちの予想の斜め上の下の更に斜め上をゆく。

    そのいかんともし難い、どこに向けたらよいのか分からない熱量がその派手な線の連なりでもって描き出されていた。
    ネオサイタマ、ソウカイヤニンジャ … …

    強く頭を打ち付けたような、価値観が地滑りを起こしたような、錯覚と断ずるに疑わしい感覚が立ち上がった。

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    2014年10月30日