黒谷シュウジのレビュー一覧

  • オニマダラ 3

    Posted by ブクログ

    兎にも角にも、まず、大事な結論からブッ込ませてもらうが、週刊ヤングジャンプ編集部の編集長さん、ヤングジャンプGOLDで黒谷先生の連載枠を確保してもらえますか?
    本音を言えば、本誌で連載してほしいんですけど、さすがに、今は満席。黒谷先生の実力なら、実力で席を取れる、ファンとしちゃ確信はあるんですが、増刊GOLDの方が確実だと思うので
    少年漫画ってのは、読み手に「まさか!?」と思わせる展開があってこそ
    (1)と(2)の感想でも書いてきましたけど、この『オニマダラ』は、その基本にして唯一の条件を満たしてくれていた
    ただ、この(3)が最終巻ってのは、望んでない「まさか!?」だったなぁ
    一ファンとしての素直な印象を言っていいなら、面白かったけど攻めすぎた、それが急な完結となった理由だろう
    なので、ジャンプ+より懐が深いであろう、ヤングジャンプGOLDで、黒谷先生には『オニマダラ』の連載を再開し、新章・御伽ぶっ殺シアム編を、今度は最後まで描いて欲しいのだ
    まぁ、極端な話、集英社から出てる雑誌じゃなくてもいい、他誌に移ってくれても、何ら構わないから、続きを読ませてください、と言いたい
    この完結巻の感想をざっくりまとめると、黒谷先生の全力を肌に感じる、だ
    いつ、担当さんからそれを切りだされたかは定かじゃないにしろ、消化不足で終わっちまうなら終わっちまうで、自分の今を全て出しきってから、そんなやる気が線の一本からも感じられる。この振り切った全力放出は、やっぱ、師匠譲りなんだろうか?
    どの回も良かったが、やはり、朧vsアダムは手に汗握り、血潮が沸騰した。神を討つべく、鬼の子は鬼すら超えた怪物と化し、真っ直ぐな怒りの刃を振り下ろす
    この台詞を引用に選んだのは、これぞ、少年漫画だからだ。諦めない限り、戦いには負けず、次へのチャンスを掴めるものだ。黒谷先生のやる気は、朧の鬼斬にだって、一刀両断できないぜ

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    2017年06月03日
  • オニマダラ 2

    Posted by ブクログ

    ますます面白くなっている、と断言したい、ファンとして
    電子書籍に対し、文句を言うつもりはないけど、漫画読みとしちゃ、こういうレベルの高い少年漫画は紙の上で連載してほしいもんだ、と思ってしまう
    まぁ、さすがに、内容がグロ寄りだから、青少年が読んでるWJでの連載は厳しいかもしれないなぁ。けど、エログロに耐性を付けるなら早い方がイイって意見もあるし、大博打で読み切りを掲載したらどうだろうか
    それはさておき、この(2)も読み手は振り落とされないよう必死になれるほど、急展開の連続
    主人公・朧が恩人の潤葉を救うために、戦う決意を新たにした一方で、ワルキュレルに踏み殺された赤ずきんが愛の力で復活、強敵とのバトルを経て修行パートに突入、そして、更なる強さを手に入れる
    次から次へ、イベントが起きながらも、少年漫画の王道から全く外れていない。描写こそハード過ぎだけど、少年の心を持ったままの大人にゃたまらない内容だ。女性キャラの露出が多いって意味でもw
    赤ずきんにシンデレラ、人魚姫など、美人キャラが惜しげもなく、裸身を晒してくれており、ここも少年漫画らしい
    どの回も、黒谷先生らしさが出まくっているが、個人的に推しの回は、何と言っても、第16話だ。極端な話、全てを殺す力も強さだ。その一方で、大切な人を殺したくないから痛み、苦しみ、死すらも甘んじて受け入れるのも強さである。どちらが強いか、は別として、好感が持てるのは後者だ。そんな強さを死んでも貫いた朧が、万物を斬る超越性「鬼切」に覚醒したのは当然だ。その当たり前こそ、少年の心を滾らせてくれる
    この台詞を引用に選んだのは、そんな朧の心の強さに劣らぬメイリィの強さを見たので。性別も身分も抜きで、純粋な忠誠を誓える相手がいるってのは、かなり、幸せではないだろうか

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    2017年04月28日
  • オニマダラ 1

    Posted by ブクログ

    あれ、この先生、『おどろ領域ナユラ』の黒谷宗史先生だよな
    少年漫画を描くってことで、ペンネームを変えたのか?それとも、どっかの流派の姓名判断で改名を勧められたのかな?
    宗史をカタカナのシュウジに変える事で、何かが変わったのかな。少なくとも、前作と同じくらいの面白さは、この『オニマダラ』から、ちゃんと感じ取ったけど
    まぁ、漫画家が占いに頼っちゃいけないって訳でもないから、問題ない。改名して、モチベーションが上がるのなら、大歓迎だ
    『おどろ領域ナユラ』を読んでいて、黒谷先生の描写のエグさを知っている漫画読みならいいが、この『オニマダラ』で黒谷先生を知った者にしちゃ、トラウマを植えつけられそう。けど、その程度の力もないようじゃ、漫画家は一つ上のステージにはいけない
    ぶっちゃけたトコ、藤田和日郎先生の『月光条例』を彷彿とさせる、基本的な設定ではある。しかし、パクリではない、と勝手ながら、黒谷先生に代わって断言しよう。黒谷先生は、そんなプライドのない漫画家ではない
    一流の漫画家なら、時に意図せず、ネタが被ってしまう事はあるだろう。その際、いかにオリジナリティを出し、違いを表現できるか、が腕の見せ所。黒谷先生は、しっかり、『月光条例』と違う作品にしてくれている。なので、読みやすく、惹きこまれる。まぁ、どっちが上なのか、と聞かれたら、迷わず、『月光条例』に決まってる、と言っちゃうけど
    主人公・朧が、己の出生を知ってもいじけず、自分らしさを保ち、戦うモチベーションが単純に、惚れた女のためってのが好感を持てる。しかも、とんでもなく強い。限定的な不死身さに加え、鬼の一族を滅ぼせるほどの戦闘力、何より、どんな苦難に陥っても絶望しないココロのタフさが、少年漫画の主人公らしい
    また、読み手の度肝を抜く、どんでん返しの連続で、「え、次はどうなるの!?」とページをワクワクドキドキしながら捲る事が出来る
    果たして、朧は己の命を懸けるに足る「願い」を叶えられるのか、そんな彼の前にどんな敵が立ちはだかるのか、どんな超絶死合が繰り広げられるのか、楽しみだ
    この台詞を引用に選んだのは、朧のカッコよさがこれでもかってくらい噴き出ているからだ。生きる、死ねない、生き続ける理由が出来た男は、その強さが一段階も二段階も進化する。しかも、その伸びしろは無限大だ

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    2017年03月11日
  • オニマダラ 1

    Posted by ブクログ

    少しだけ残酷な描写はあるが、絵は少年漫画らしく勢いと迫力があってかっこいい。バトルシーンがいっぱいあるような少年漫画が好きな人にはおすすめ。
    話はとてもシンプルで、複雑な伏線などを求める人にはつまらなく感じるかもしれない。
    話の展開の早さと熱い戦闘シーンは非常に読みやすかった。

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    2017年01月16日