近山金次のレビュー一覧

  • ガリア戦記

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    読み始め。カエサルのフランス征伐記と読み替えると面白い。何かその時代に必要な条件が整うと、後世から偉人と言われる人も予想以上に大活躍。そしてその成果を利用して益々権力が増強する歴史の切り抜きではないか。実力ある人は結果で示す。寡黙な英雄の記録。これは今の時代も同じ。続いている。

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    2025年02月02日
  • ガリア戦記

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    どんなものかと思ったけど、戦争の背景に当時の風俗からとても詳しく書いてありとても面白かったです。
    但し、部族名が大量に出てくるのと、地名や川の場所など地理的背景が分かり辛いのが難点です。
    添付の地図は分かり辛いので、地図を印刷して書き込みながら読み進める必要がありました。

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    2023年04月08日
  • ガリア戦記

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    カエサルが自身の有利に書いていたり、ゲルマーニー人への偏見っぽい描写とかもあるけど、総体的に読み物としてのレベルが非常に高いことにまず驚かされる。最後のウェルキンゲトリクスの描写にあたっては、彼の指揮官としての素質が十分に描かれているし、それを敵としてカエサルが非常に警戒していたことも分かる。古典やローマが好きな人なら絶対に読むべき。

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    2016年03月15日
  • ガリア戦記

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    ローマ人の物語の該当箇所を読みつつ平行して読んでみた.
    簡潔でありつつ面白い.
    これ原文で読んでみたい…そう思ってラテン語に手を出してしまった.

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    2014年02月14日
  • ガリア戦記

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    いろいろな人が愛読書として挙げていたが、なかなか手に取らなかった。しかし、読んでみるととても面白くて一気に読んでしまった。現代にも通じる問題への対処の仕方、統率の仕方がいくつも見られた。今度は部族や土地の名前を頭に入れつつ読んでみたい。

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    2014年02月05日
  • ガリア戦記

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    ネタバレ

    カエサル(前102頃‐前44)の率いるローマ軍のガリア(今のフランス)遠征の記録。現地から彼が送る戦闘の記録はローマ全市を熱狂のるつぼに化したという。7年にわたる激闘を描いたこの書物こそ、文筆家カエサルの名を不朽にし、モンテーニュをして「最も明晰な、最も雄弁な、最も真摯な歴史家」と賞讃せしめたものである

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    2012年05月28日
  • ガリア戦記

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    共和制ローマの指導者にしてローマの共和制に実質的に終止符を打ったユリウス・カエサルが、紀元前58年から51年にかけて行ったガリア(現在のフランス)遠征の記録。

    元々は元老院への報告書だったためか、余計な修飾を省いた徹底的に実務的で論理的な文章。その簡潔で洗練された文体ゆえに、ラテン散文の傑作と言われた作品です。

    実際、読んでみると簡にして要を得たシャープな文体に引き込まれて最後まで一気です。ビジネス文書かくあるべしの見本。訳が少し古色蒼然としているのと、カタカナ地名と部族名の多さに目をつぶれば、下手な小説なんかよりよっぽど面白い。最後のアレシア攻防戦の描写は激戦の様子が目の前に浮かぶようで

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    2011年10月22日
  • ガリア戦記

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    カエサルの文章がよめるというのも不思議だけれど、実際むちゃくちゃ面白い。フランスやドイツへのイメージを本書で作ったおいらはたぶん間違っている。

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    2011年04月04日
  • ガリア戦記

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    物書きが最も憧れる文章。最初の一言でもう土下座したくなります。カエサル閣下は城も人間も陥落させる達人でございます。女もな!

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    2010年05月08日
  • ガリア戦記

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    カエサル(前102頃‐前44)率いるローマ軍のガリア(今のフランス)遠征記録(前58-52)
    二千年以上読み継がれ今なお愛される不滅のロングセラー
    このガリア戦記を初めて読んだ時は、歴史書の登場人物の英雄本人が書いた書物を
    2000年後に自分が読める事に幸運と偉大なるロマンを感じたものだ(笑)
    このガリア戦記@近山訳はラテン語原文に非常に忠実に訳している為、日本語として読むと
    少々読みにくいがあのキケロ、モンテーニュをして「名文」と絶賛せしめたラテン語原文の
    簡潔明瞭な文体を忠実に再現していると言えるだろう。

    しかし最初に読んだ時はカエサルが「第三者」のように書かれていることに少々とまどった

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    2011年09月17日
  • ガリア戦記

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    モンテクリスト伯で、盗賊の首領が読んでいたので。
    フランス、ベルギー、ドイツ、イギリス辺りを転戦。
    基本的に敵地なので、兵站や叛乱が大変。

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    2025年08月29日
  • ガリア戦記

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    訳は古く、聞きなれない部族名も多数あって読みづらさはあるが、それでもカエサルが諸民族の平定・制圧時において類稀なる指揮力や洞察力が全編に渡って発揮されているのが十分に体感できる。属州に追い出されてもタダでは起きないのがカエサルらしい所なんだよなぁ。
    またカエサルとの戦いを通じて、ローマ兵だけでなく、群雄割拠するガリアの各民族もまた勇敢であったことを物語っている。

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    2025年03月26日
  • ガリア戦記

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    戦い、勝ち、裏切られ、また戦い、勝ち、裏切られ・・
    これガリア平定なんて永遠にできないんじゃないのと思ったらいきなり終わる。

    淡々と攻防が描かれているが、これマンガに落としたら大長編になりそう。

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    2024年01月31日
  • ガリア戦記

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    くっそおもしろい。カエサルのガリア遠征をただ延々と描いてるだけなのに、下手な戦争ものの小説や映画よりはるかにおもしろい。
    やっぱり戦争は兵站と土木技術なんだな。いかに物資を前線に運び、いかに陣地を形成するか。勇猛果敢な武人、軍師の奇策、なんてのは、戦争の上っ面のそのまた上澄みみたいなもんなんだよね。

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    2018年06月03日
  • ガリア戦記

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    観点の位置、視座が高い。
    部下への叱咤と労い。
    決断。

    並々ならぬカエサルの軍才を感じます。

    「人はすべて自由を熱望し、奴隷の状態を嫌うのが自然である」
    そんなカエサルでも、ガリア地方を平定するのに7年。

    最後の最後まで抵抗を示したガリアの部族。
    アレシアの戦争。

    しかし、
    最後は暗殺され人生の幕を閉じる。

    人生とは。
    カエサルのガリアでの戦記を通して
    考えさせられる著書でした。

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    2020年08月02日
  • ガリア戦記

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    カエサルの自筆の書で当時の戦績が細かく書かれてる。紀元前にすでに文字のある文化がうらやましい。しかし、フランスも随分と細かく民族が別れていたんだな。今はどうなんだろうか。

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    2014年10月02日
  • ガリア戦記

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    塩野七生を読んでいないと、かなり理解が難しかったように思う。添付の民族の地図を拡大コピーして、照らし合わせて読んだ。かなりあっさりとした文体。塩野七生であんなに盛り上がった”アレシアの戦い”もあっさりと書かれていた。一貫して思ったのは、カエサルは指揮官としての意識を強く持っていて、部下への指示も、また部下の行動に対する評価も、指揮官の目線で客観的に行っていること。なによりも、客観的事実に基づいて何事も判断していて、私情が一切、出ていないところがすばらしい。また、途中、カエサルが、ガリア人やゲルマニア人の文化や生活習慣、さらに生息している動物について説明しているのが、とても興味深い。
    岩波の近山

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    2013年01月28日
  • ガリア戦記

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    読書目的:欧州の成り立ち,位置づけの理解.
    感想:カエサルの「ガリア平定」と教科書で一行で片付けられる事業だが,各地で噴出する反乱をもぐらたたきのように抑えて達成されたことがわかる.戦記としても,ブリタニア平定,ローマ軍が壊滅したアトゥアトゥカの戦い,ヴェルキンゲトリクス率いるガリア勢との全面対決は,三国志に通jる面白さがある.また,ローマから見たガリア,さらにゲルマンが未開・野蛮の土地に他ならぬことが,カエサルの筆致を通して伝わり,その後のフランス,ドイツとローマとの位相を考えるうえでも面白い.

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    2011年08月01日
  • ガリア戦記

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    塩野七生とか、司馬遼太郎が好きなら、

    簡潔明瞭で、視覚的に戦闘を描写してくれるこの本は読んでも面白いかも。

    ただ、地域名、部族名が多すぎるのが難点。

    もっと図とかで説明して欲しい。

    しかし、岩波文庫にこんなに面白い本が隠れてるとは思わなかった。



    講談社学術文庫のほうが、意訳されてて読みやすいと聞いた。

    こっちは、かなり学術的な訳し方をしていたので、やや読みづらい。

    最後のアレンシアの戦いは、どうかんがえてもカエサル勝てないだろww

    カエサルのチートっぷりがすごい。

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    2009年11月21日
  • ガリア戦記

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    ユリウス・カエサルによる記録。ローマがガリア(現フランス)、ゲルマン、ブリタニアに侵攻した際の記録。土木工事の記録と、当時のゲルマン人、ガリア人、ブリタニア人の風俗に対する観察が興味深い。

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    2009年10月07日