永野健二のレビュー一覧

  • バブル―日本迷走の原点―(新潮文庫)
    アベノミクスの行方にも副作用の大きさと出口のない危うさを感じているが、その遠因はバブルという時代の異常さとその崩壊時の処理にあったと思っている。その意味では興味深く読めた。

    バブルの総括としては、おそらく本書に書かれている事だけでは語り尽くせないと思うが、当時経済記者として第一線で働いていた著者の...続きを読む
  • バブル―日本迷走の原点―(新潮文庫)
    一気に引き込まれて読んだ。前のめりになるか、一歩も二歩も引いてみるか。商事と、物産の判断の違い、その判断を生んだ人事の違いも面白かった。
  • 経営者―日本経済生き残りをかけた闘い―(新潮文庫)
    1973年から40年間、著者が後期渋沢資本主義と呼ぶ時代の経済史、経営史を、経営者を中心に論じた本。著者の親族である永野一族への評価の甘さ、結果からの後付けが多い点、政治経済上の構造変化などが論じられていない点を踏まえると、著者の所感の域を出ていない本。
    戦後財界史の重鎮の名前を勉強するには、分量的...続きを読む
  • 経営者―日本経済生き残りをかけた闘い―(新潮文庫)
    日本経済をリードする経団連有力企業の経営物語
    さすがよく取材している
    個々の知識・情報として大変面白かった
  • バブル―日本迷走の原点―(新潮文庫)
    日本のバブルの原因は何かについて当時取材をしていた記者が書いた本です。
    バブルの前からバブルの要因となった国内外の事象にフォーカスをあてていて時系列がわかりやすいですし、バブルの前から銀行、証券会社、大蔵省、日銀がどういう行動をとっていたかがわかるようになっています。
    バブルやリーマンショック後の数...続きを読む
  • バブル―日本迷走の原点―(新潮文庫)
    広く網羅等的に書いてあるがゆえに一つ一つのエピソードが少ないし前提の説明もないので、その世代をリアルタイム体験してない自分はよく分からない。ある程度高い世代向け。
  • バブル―日本迷走の原点―(新潮文庫)
    平成を振り返って読んでみました。
    「1兆円帝国を築いた慶応ボーイの空虚な信用創造」が、一番悲しくなりました。