本兌有のレビュー一覧

  • スズメバチの黄色

    Posted by ブクログ

    サイバーパンク的な世界観とガジェットで装飾してヤクザの抗争を描いてる。主人公と幼馴染の友情的な感じが少年漫画っぽい。対抗勢力が複数あって一枚岩じゃなかったりするけど、個々の目的がシンプルなので、むちゃくちゃ分かりやすい。戦闘シーンが一撃毎に漫画のコマのように丁寧に描写されてて、映像が思い浮かぶくらいに読みやすかった。

    0
    2021年01月19日
  • オフィスハック

    Posted by ブクログ

    会社の規律を守る四七ソに配属された香田。
    不正を働く社員との対決、仲間とのそこでの活躍を描く小説。

    不正を働く社員達を皆殺しにしていく設定はぶっ飛んでいるものの、
    面白い設定でもあり、内容もスピード感があって楽しめる。
    本作以降の続きの構想がすでにある前提にも関わらず、
    ライバルや伏線含め、その登場が早く、やや焦り過ぎている感も正直いなめない。
    でも、続きが出たら読むかな。

    1
    2018年08月12日
  • オフィスハック

    Posted by ブクログ

    オノ・ナツメさんの表紙絵と聞いて手にし、ストーリーも面白そうで購入。

    スパイアクションと銘打っているけど、思っていたよりも軽い感じかなと。
    "社内調整"という名のどんぱち合戦が起こるんだけど、"3Dプリント"の武器って所が何か引っかかって、そう思えてしまうのが勿体ないというかもっと重たい感じでもよかったんじゃないかなって思った。
    ストーリーは、章ごとにテンポ良く進むから苦にならず読み進められる…でも、個人的には重たさを求めたい。
    登場人物もそれぞれに特徴もあるし、飽きは来ない、はず。
    謎な部分や詳細を知りたい所もあるから、次回に期待しておく!

    1
    2018年07月23日
  • ニンジャスレイヤー殺(2)

    Posted by ブクログ

    少年漫画板忍殺として、ギンイチのエピソードを採用したのはナイスチョイスだったと思う。シャドウウィーヴあたりも本作向きかもしれませんな。
    といいつつも内容は執拗にドラゴンドージョーあたり中心。良いんですが、本作が最終的にどこらへんいたどり着くのかは見えない所があります。

    0
    2015年06月26日
  • ニンジャスレイヤー殺(2)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    イチジク=サンが可愛いからいいじゃないか!

    アクションとしてもカッコイイ。特に無数の針を受け止めて見得を切るシーンとか。…というか、アゴニィ描くの大変だったでしょうねぇ…そしてキモいw

    ただ、漫画を優先してしまっているがために、「ニンジャスレイヤーらしさ」が薄れてしまっているのは相変わらずどうしようもないですねぇ。
    (ニンジャスレイヤーじゃなくて普通の復讐譚になってしまってる)

    0
    2015年04月19日
  • ニンジャスレイヤー殺(1)

    Posted by ブクログ

    無印もグラキラもあるので、流石にコミカライズ多すぎだろ…と思っていたのですが、なるほどこういうアレンジもあったのか。
    原作の文体の雰囲気やトンチキ日本観を極力排した結果、素直に「熱くて」「カッコイイ」ニンジャスレイヤーが誕生した!
    それを描く関根光太郎先生のハッタリの効いた絵柄もまたいい。新人とは思えぬほどのカラテを感じます。
    このノリだと、単発エピソードは置いておいて、シックスゲイツとの戦いやラストのバトルあたりまで突き進んだほうがいいかもねとか思ったり。是非それらが見たい。

    0
    2014年11月08日
  • ニンジャスレイヤー殺(1)

    Posted by ブクログ

    文化の断絶と曲解。
    そしてそのまま走り抜ける、走りきっている。
    欧米人がアジア地域の、それも大陸と海を隔てたこのニッポンという国に抱く妄想(正しい知識なんてどうでもいい、と言わんばかり)は私たちの予想の斜め上の下の更に斜め上をゆく。

    そのいかんともし難い、どこに向けたらよいのか分からない熱量がその派手な線の連なりでもって描き出されていた。
    ネオサイタマ、ソウカイヤニンジャ … …

    強く頭を打ち付けたような、価値観が地滑りを起こしたような、錯覚と断ずるに疑わしい感覚が立ち上がった。

    0
    2014年10月30日