枕木みる太のレビュー一覧

  • 夜空は見上げる君に優しく

    Posted by ブクログ

    夜のバルーンを上げるバイトをする、非常勤教員。
    夜が怖い、という人物と知り合う。

    淡々と物語は進みます。
    夜の主人公と昼の主人公が、同じように存在しているのに
    背景で妙に印象が変わります。
    知り合った人物と色々なものに触れ、感じて
    そうして得られたのは、自信と喪失感。

    ある事をただ見ている、という感じの文章ですが
    そのせいか、最後には呆然としてしまいました。
    だからこその行動だったのか、と主人公と一緒になって
    納得してしまいました。
    これが最後だと、思って生きていれば
    後悔せずに生きていけるのですが。

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    2020年05月22日