【感想・ネタバレ】夜空は見上げる君に優しくのレビュー

あらすじ

渋谷の夜を照らすアドバルーン。気球から下がる布には、夜の街を楽しむ人達のメッセージがつぎつぎと流れていく。そんなメッセージの中に、「夜が怖い人もいるんです」という悲壮な呟きを見つけた、気球の管理人、横森佑。夜のにぎわいを守るため、呟きの主と待ち合わせると、やってきたのは一人の少女。それが、言葉を発せず、今にも消えてしまいそうな女子高生、咲良との出会いだった。夜の屋上に居場所を見つけた青年と、夜に脅える少女が、二つの月の下で出会う、儚い恋愛物語。

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Posted by ブクログ

夜のバルーンを上げるバイトをする、非常勤教員。
夜が怖い、という人物と知り合う。

淡々と物語は進みます。
夜の主人公と昼の主人公が、同じように存在しているのに
背景で妙に印象が変わります。
知り合った人物と色々なものに触れ、感じて
そうして得られたのは、自信と喪失感。

ある事をただ見ている、という感じの文章ですが
そのせいか、最後には呆然としてしまいました。
だからこその行動だったのか、と主人公と一緒になって
納得してしまいました。
これが最後だと、思って生きていれば
後悔せずに生きていけるのですが。

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2020年05月22日

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