石川知裕のレビュー一覧

  • 雑巾がけ―小沢一郎という試練―

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    「今の政治家には雑巾がけが足りない」と繰り返す史上最恐の上司、小沢一郎。その彼に仕えた筆者だからこそ書くことが出来る自身の『修行時代』から得ることの出来た教訓は本当に貴重なものばかりです。

    筆者は『小沢部屋』に仕えた政治家として、また『陸山会事件』の被告として現在も裁判で係争中の筆者が綴る書生時代の『修行』のお話です。

    大望を抱いて北海道は足寄から東京の早稲田大学に学び、筆者の選んだ就職先は『小沢部屋』こと小沢一郎事務所。そこで筆者が住み込みの秘書として修行生活を始めた筆者を待ち受けていたものはまぁ、理不尽。理不尽。また理不尽のオンパレードで本書をして『史上最恐の上司』と言わしめた小沢

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    2013年03月24日
  • 雑巾がけ―小沢一郎という試練―

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     現在、訴追されている石川議員の著書です。小沢一郎の秘書だった人が罪に問われている、という報道を見て、

     「きっと小沢一郎のことだからいろいろ裏のお金も動いているんだろうし細かい打ち合わせがあってやったこと(不正な処理)だったんだろう」と思っていましたが、実態は違うようです。

     「小沢一郎は特段なんの指示もしない」
     「今回、逮捕されたあと、拘留がとけて出所してきたときも何もなし」
     「最初に選挙に出て負けた時も何もなし」
     「繰り上げ当選で議員になった時も何もなし」

     10年以上秘書としてまじかに接した石川氏をして、小沢は「わからない」のだそうです。

     とにかく、顔色(文字通り)を読

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    2012年07月26日
  • 雑巾がけ―小沢一郎という試練―

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    この時代にこんな子弟的な世界があったことに驚かされた。それにしても、政治家ってなんだろう。小沢さんのことを読む限り、ただの既得権益者としか思えないが...

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    2012年09月16日
  • 雑巾がけ―小沢一郎という試練―

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    大した内容ではないが、小沢一郎のことが分かって、面白い。
    例の「山猫」の台詞(「小沢一郎の最終戦争」)は、小沢一郎の使い方が間違っているらしい。若者が年老いた貴族に対して、「変わらなければならない」と説く際の台詞だそうだ。最初、別の本で読んで、変だな〜と思ったので、多分、そうだろう。

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    2012年07月02日
  • 雑巾がけ―小沢一郎という試練―

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    ネタバレ

    小沢さんを嫌っている人は多い。 というより異種の人間という見方である。 相容れないものがある。 畏怖している。 厚顔である。 批判する人は多い。 しかし、これ程圧力を持った政治家も日本にはいない。

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    2012年06月20日
  • 雑巾がけ―小沢一郎という試練―

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    「政治家の殺し方」と同じく政治家の自著だが、こちらのほうがナンボか面白い。なぜなら、「悪役」のイメージが定着している小沢一郎の存在を「買っている」からだ。小沢一郎批判なんて、どこにでも転がってる話であって、本で読んでもまったく面白くない。「逆張り」だからこそ読む価値もある。悪評の数々は兎も角として、小沢一郎がなぜ四半世紀にわたって政治のキーパーソンで在り続けたのかという問いを解き明かした論評は何一つとしてない。本書はその秘密の5%くらいを語っているように思う。

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    2012年05月20日