樋口弘和のレビュー一覧
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・上司の成功体験は通用しない。相手を尊重し、意見を聞いたうえでアドバイスする。
・管理職の部下育成の原理原則。①部下の仕事を奪わない。②仕事を振るのはダメ(放置プレイは無能の証)。③部下の仕事がうまくいかないのは当たり前(うまくいなかい原因を理解させ、導く)、④尊厳を持つ(人柄の良さだけでは限界がある)
・管理職の要件「素直で前向き(かつ、できれば魅力的)な人」
・優れた人材には限りがある。まっさきに見抜くべきは「こういう人だけは採用してはならない」という人材
・「素直さ+向上心」が成功の分かれ道
・大学偏差値よりも学内順位で選べ
・一流の人材はトップクラスの上司がいる部署に配属する
・人 -
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日本HPの人事部門出身の人の著書。
前半のほうは、採用というより「育成・OJT」のことが結構丁寧に書かれていて、共感する内容も多い。
◆「ほったらかし文化」をやめ、「かまってあげる文化」へ。柔らかい上司こそ、部下を育てることができる。部下の特性に合わせる変幻自在さが要求される。
若手の多様化も否定しない(それがDiversityかもなぁ)。
山本五十六「やってみせ いって聞かせて させてみて ほめてやらねば人は動かじ」とは確かによく言ったもの。
◆管理職要件は、「素直で前向き(かつできれば魅力的)な人」。周囲を巻き込むスキル(威力)。
◆「他人の気持ちを察する」能力が欠如した若者。接客( -
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入社選考の段階では「優秀」だったはずの人材が、なぜか入社後にパッとしない。その原因は、入社選考の評価基準と入社後の評価基準が違うから。雇用のミスマッチを防ぐには、入社選考の評価基準と入社後の評価基準を統一し、「人材採用と人材開発の一体化」を行う必要がある。
人材採用は企業にとっての「投資」になりつつある。投資するからには、きちんと戦略を立てなくてはいけない。大学院で勉強した「戦略型人事」という言葉を思い出した。マーケティングに戦略が必要なように、設備投資に戦略が必要なように、人材採用にも戦略が必要なんだね。
これから人材会社で働く自分にとって、読んでよかったと思えた一冊。 -
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ネタバレ採用する側に必要な努力やスキルについて紹介されています。学生側の価値観の変化にともなって、従来の採用ではうまくいかないことを述べ、その解決方法についても論じられています。
僕は学生ですので、採用される側の目線で読みました。すると、就職活動において必要なことがわかります。それは、率直に語ることです。自分の経験や想いを飾ることなく語ることです。
そこに自信がないのであれば、日常生活を改めると良いでしょう。嘘や偽りを並べて採用されたとしても、ミスマッチが発生するだけなので両者にとって損害です。
また、人材採用は人材育成につながることがわかりました。そのため、本書は組織マネジメント、特に人材育成に -
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久しぶりに人事・採用に関する本を読んだ気がします。
即戦力を求めて採用や人事を行う風潮を批判し、組織にとって本当に必要な人事のありかた、採用のありかたを述べています。
自組織に最も適切な人事制度・採用方法は何かということは、簡単に答えが出るものではありません。著者も述べているように、完璧な採用などはありえません。
とはいえ、漫然と前例踏襲するだけでは、変化の時代に生き残れるはずもないのは事実です。
採用のあり方、面接のポイント、管理職の責務などいろいろな面で参考になる記述が多かったと思います。
採用=「将来の業績アップ」のための投資活動
採用活動が結果的に業性器の向上に結びつい -
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オモロ!
人事のプロフェッショナルである著者が、「新卒」「中途」「現役社員」の各点で話を進めていくが、人事の視点を学べるところが新鮮であり、今後に活かせる。
「採用・教育を分離して考えるのではなく、チームで一貫して行うべきである」と言うのが筆者の主張。システムの在り方、これからの人事の存在意義を強く主張している。
特に面白かったのが採用での注意点。この部分は企業側・転職者・就活生に耳寄りなことが書かれている。筆者が提案する「雑談面接」の面接事例では、やりとりがそのまま明文化されており、ところどころにフィードバックが記されているので非常に参考になる。 -
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[ 内容 ]
面接の場ではキラキラしていたはずの人材が、入社したらまったく使えなかった…。
本当は「頭でっかち」や「情報メタボ」なだけなのに、一見優秀そうな学生たちにコロッとだまされていませんか?
本書は、悩める貴社のために、早期離職を防ぐ、職場を活性化させるための採用・面接・育成のコツを分かりやすく教えます。
人事は本来、科学です。
三〇〇社以上の人事コンサルティングに携わった著者が、さまざまなトライ&エラーを検証して、「成長を焦る若者vs.教えられない上司」という現実に即した、本当に効果のある方法だけをお伝えします。
[ 目次 ]
第1部 成長を焦る若者、教えられない上司(上司の成功体験