J.マツオのレビュー一覧
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好みが分かれる可能性も
個性派作家による17作品を収録。
巻頭の尾々根正+大鳥居明楽「靴Cream」は、靴をテーマにした独特の物語が30ページで展開し、読者を引き込む。塀内夏子「EVIL~光と影のタペストリー~」は最終回を迎え、壮大なストーリーが完結。やまもとありさ「あいこのまーちゃん」は軽妙な日常コメディでほっこり。吉田貴司「やれたかも委員会」は人間関係の機微を鋭く描く。オヌマヨシテル「青い谷」は静かな感動を誘い、鷲岡胡世子「珈琲が冷めない距離」は温かな余韻を残す。多彩なジャンルと作家の個性が融合し、読み応え抜群。電子版の鮮明なビジュアルも魅力だが、作品数が多いため好みが分かれる可能性も。
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購入済み
インディーズマンガの最前線
佐藤秀峰が編集長を務める電子書籍マンガ誌の魅力が凝縮された一冊。
佐藤自身の「描クえもん」をはじめ、塀内夏子の「EVIL」など、9作品以上を収録。
サスペンス、ギャグ、日常系とジャンルは多岐にわたり、既存のマンガ雑誌とは一線を画すオルタナティブな作風が特徴です。「描クえもん」は、マンガ家の苦悩と情熱を描くメタ的な物語。「EVIL」は、緻密な心理描写と緊迫感ある展開で、ダークな世界観が印象的。
新人作家の作品も多数収録され、斬新なアイデアと独自の画風が新鮮。
商業マンガの枠にとらわれない自由な表現が楽しめる。電子書籍ならではの利点を活かし、実験的なストーリーやニッチなテーマも積極的に取り入れる姿