西田栄喜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2016年出版なので少し時間が経っています。
それでも農業という自給自足の生活や、文字
通り地に足をつけた生活の重要さは、今の
方がさらに増していると思います。
特に農業は実はITと相性がいいのは、皆認め
るところです。
現在では生成においてもIT技術を駆使してい
ることは広く知られていますが、販売という
行為だけにおいてもITは有用なのです。
損益分岐点を意識して、作り過ぎず、売り過
ぎず、身の丈に合った戦略で農を営みます。
これは農業だけでなく普通の会社経営全てに
当てはまる考えであると言えます。
「今年の目標は前年比0%増」というように
成長することだけが働くことではない、と
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購入済み
農家を志したい!
脱サラして農家という今の私がやりたいことをやってのけている著者でした。命の価値観からみて、農家とはどうあるべきかを教えてくれる本です。
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Posted by ブクログ
風来を経営している西田さんの工夫盛り沢山の本。
印象的だったのは引き売り。完全なる営業販売で個人のマーケティング能力がためされる。これだ!とも思いました。自分は今会社勤めですが、この能力が身に付かず年老いていくのにガクブル震えております。このまま震えながら会社の営業マンとして震えた人生を送るのは後悔することになると思います。
何かできないかと思って手にとったのがこの本。最初からノウハウぎっしりで知恵の宝庫でした。なにより実際に挑戦する、自分で経験することが大事という言葉にはグサリと鋭利な刃物で刺された心地よさがありました。っておーい。
師匠も言っていますが、死ぬ間際に後悔することは挑戦しなかっ -
Posted by ブクログ
読みやすさ★★★★★
学べる★★★★
紹介したい★★★★
一気読み★★★
読み返したい★★★★★
農家は職業ではなく生き方。幸せに生きるための手段のひとつ。
本書は優秀なビジネス本でもある一方で、豊かに暮らすための心構えを説いてくれる、思想本でもある。
本の中で紹介されているが、年収630万円を超すと、忙しさやストレスで幸福度が下がるというデータがある。
お金は道具。お金を最終目標にしてはいけないが、達成目標は必要、という当たり前のようでなかなか辿り着けないスタンスにはっとさせられる。
失敗も含めた具体例がたくさんで嬉しい。試行錯誤と成長がわかり、学びがありつつも著者の人柄も随所に伺え、 -
Posted by ブクログ
自称日本一小さな農家さんの著書。30aと聞いてもなかなか想像しにくいが、想像する農家さんの畑からすると小さいのだろう。小さくともちゃんと稼げる。小さいが故の機動力を生かし、作物を育てる以外の加工や販売に至るまでを行う。それによって小さくても稼げる体質となる。農の世界の広がり、奥深さ、可能性を感じさせる活動である。出来池を見据えられるか。これまでとは違ったスキルが求められているのだと思う。こう見ると農の世界も面白そうに感じる。
書の中には、筆者が行なっている漬物の加工方法や、農つながりの集いを催す話、販売のための経路の話など、実際の活動を具体的に説明されており、リアリティも感じられる。