浅野温子のレビュー一覧

  • わたしの古事記 「浅野温子 よみ語り」に秘めた想い

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    著者(女優・浅野温子)が、日本各地の神社で「「古事記」を題材にした一人語り舞台」をやられている、ということを初めて知ったのは8年ほど前だったでしょうか。

    直感的に「観劇してみたい!」と思いながらも、今日にいたってもまだ、その機会を得ることができずにいます。

    観劇できなくても、せめてその想いの一端を知ってみるには良い機会、と思い、本書を手にさせて頂きました。

    本書の冒頭で著者は次のように語っています。
    二度と同じものなどない世界。これが生の舞台の最大の魅力です。

    【本書抜粋 著者】
    37歳のとき、初めて舞台を踏みました。
    (中略)
    実際に取り組んでみると、それま映像で培ってきた芝居の経験

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    2013年06月02日
  • わたしの古事記 「浅野温子 よみ語り」に秘めた想い

    Posted by ブクログ

    町田康ですら古事記を口語訳するこの時代、『101回目のプロポーズ』や今となっては口の中で舌を動かすギバちゃんしか思い出せない『沙粧妙子最後の事件』等々で一斉を風靡したトレンディ女優・浅野温子が古事記にチャレンジするのもさもありなんと軽く読み始めたが、古事記を選んだ理由からして真摯なもので、古の物語を題材とした一人語りの舞台を全国の神社の境内等で2003年から行っているとあっては、活動の本気度も桁違いだった。
    現代的視点からの極めて常識的かつ穏当な解釈は、國學院大學の客員教授であるのも頷けるというもの。

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    2023年08月11日