ジョイス・メイナードのレビュー一覧

  • 夏の翳り
    ジョイス・メイナードって、「ライ麦畑の迷路を抜けて」以外にこんなの書いてるんだ?! あの彼女だったら、面白くないはずがない。

    丁寧に展開される話は、現実に起きた犯罪に材を求めているだけあって、陰湿で重い。
    それを追う刑事とその家族、2人の娘。
    家族の物語であり、姉妹の物語でもあり、ローティーンの少...続きを読む
  • 夏の翳り
    献本でいただいたものの、なかなか手がつけられず、なんと年を跨いでしまった…。

    前半〜中盤、絞殺魔は登場するものの、事件というよりは主人公を取り巻く環境に焦点が当たっており、その描写が比較的長く続くので少しだれてしまうかも。
    ただ、妹との絆や父親との関係性の描写が長く詳細になっているからこそ、結末に...続きを読む