相沢幸悦のレビュー一覧
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相沢幸悦著「2013年、世界複合恐慌」朝日新書(2012)
*深刻化するバブル崩壊不況の前提として、リーマンショック以降のマネーの流れを振り返る。世界経済、金融危機対応により欧米の政府と中央銀行が膨大な資金供給を行うと、その資金はほとんど新興国と商品(資源、穀物)市場に流入して、新興国バブルがもたらされた。新興国は通貨高に対処するため、積極的に新興国通貨売り(ドル買い)を行ったが、過剰流動性が発生してインフレが高進。そこでインフレ対応のため新興国は金融の引き締め政策に展開。ところが2011年にバブルが崩壊しかかると今度はあわてて金融緩和政策に転換した。バブルをつぶしすぎて平成金融恐慌が深刻に -
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相沢幸悦、中沢浩志著「2012年、世界恐慌」(2010)
*平成代具今日への対処で膨大な財政赤字が堆積したものの、このときには、日本でソブリンリスクが現実化することはなかった。それは、膨大な財政赤字をまかなう国債が、平成大不況下では、安全な有料金融商品として日本国内でいくらでも売れたからである。
*リーマンショックにさいして、欧米政府と中央銀行は大きく3つの対応をとった、1つ目は金融の動きがとまらないようにしたこと、つまり、中央銀行は流動性をジャブジャブに供給した。これは緊急性の最も高い対応である。2つ目の対応は、公的資金を金融機関に投入して延命させることであった。劣化資産を民から官に移し変え -
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これからどんな世の中になるんだろう・・・。
リーマンショック以降の
米国 欧州 日本 の 動きがつかみやすかった。
通貨の信認がなくなり ハイパーインフレとのことだけど・・・
どれも どんぐりの背比べ
そこに 新興国通貨も入雑じり
基軸通貨らしい基軸通貨(シェアー50%超)がなくなるんじゃないかなあ・・・
経済成長できる要素を持つ国は 世界での発言力と信認を勝ち得
経済が置き去りになる国は 衰退の一歩となるような・・・
結果として 程よいインフレの国と激しいインフレの国の集合体
国内でいかに需要とバランスの供給をうまくとるか
(海外の需要はあくまでもおまけのつもり)
これからの生き残 -
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
世界各地の「マネー爆弾」が炸裂、国債暴落で超インフレが襲来する!?リーマン・ショック後、世界はいったん落ち着きを取り戻した。
巨額の政府マネーが銀行救済や景気対策につぎ込まれたからだ。
しかし、各国の膨れ上がった財政赤字が今度は大問題に。
ドバイ・ショック、ギリシャ問題は入り口にすぎなかった。
気鋭の大学教授と現役のメガバンク行員が、世界恐慌へ至る恐怖のシナリオを大胆に描く決定版。
[ 目次 ]
プロローグ 未体験ゾーンへ
第1章 なぜリーマン・ショックは克服できたのか
第2章 世界のマネー爆弾その1―アメリカの闇
第3章 世界のマネー爆弾その2―ヨーロッパの憂鬱
第4章 世界