小野孝のレビュー一覧

  • 数論序説

    Posted by ブクログ

    著者が「はしがき」で述べているように”中等整数論”である。
    初等整数論と代数を一通り学んだ段階から、学べるようになっている。

    記述については、簡にして要を得ていて、「鮮やか」の一言に尽きる。
    脚注によって、絶妙に行間が詰まっている。
    一歩進んだトピックが多い。

    *誤植
    P55上から17行目 注意2.4の数式展開で最後のζ^xとχ(-1)の間に=が入る。
    p110上から15行目 bの後のダッシュは要らない
    p148上から5行目 不等号の後のlはr
    p154下から8行目 右辺の二つ目のシグマの添字はnではなくη
    p182いちばん下の行 ρではなくβ
    p183下から8行目 [ ]の中のαにダッシ

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    2021年02月19日